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ニッケイ新聞 2011年8月26日付け

 茨城県人会では創立50周年を記念し、5月に盛大な式典の開催を予定していたが、東日本大震災で、茨城県は東北3県に次ぐ被害を受けた。その影響で知事らの来伯が実現せず、開催を断念。義捐金活動に力を入れ、500万円を母県に送った。50周年記念行事は会員だけの内輪で催すことにしていたが、副知事の来伯が決定、式典も行う運びとなった。ちなみに副知事らは、翌日アルゼンチンの県人会に足を運び、ブラジル滞在は2日間のみだったそう。
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 ペトロポリスの文化祭では、1900にのぼるブラジル人の名前をカタカナと漢字で書き表したものが展示されていた。見てみると、アレシャンドロ=荒れ思案泥、フイ=不意、マルシオ=丸潮、サラ=皿、ワラセ=藁世などなど、笑えるものばかり。お遊び的に安見会長が作ったものらしく、「パソコンで打って変換された文字を並べただけですよ」。極めつけは、ベルナルジナ=部流奈留時菜。何もそこまで漢字にしなくてもよいかも。
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 本日付特集でお伝えしている『第31回アチバイアといちごの祭典』。主催するアチバイアオルトランジャ協会の平中信行会長によれば、96年に現会場の約2倍にあたる6ヘクタールの土地を購入しており、2014年の開催に向けて造成中。「自分たちの土地での開催が長年の夢だった」と熱く語り、鳥居、日本庭園、五重塔の建設も検討しているよう。1年に1回の同祭の開催地だけでなく日本テーマパークになる!?

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