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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2011年9月24日付け

 パウリスタ大通りの「パラーダ・ゲイ」には400万人が参加するとかでマルタ上議(元市長)も応援と大変な人気を誇っている。この南国の大国には、どういうわけか?こうした「ソドミー」好みが多い。いや、これはブラジルだけではなく多くの国々に共通すると見た方がいい。しかも近頃は、法律で同性同士(男と男・女と女同士もである)の結婚を認める国が増えてもいる▼北米のNY州法も同性結婚を認めたが、去る7月の24日は日曜日にもかかわらず、各地の役所が結婚を届け出る人々で混雑したそうだ。AP通信によると、800組超が手続きしたと報じている。同州最大の都市NY市では、フ・シーゲルさん(77)と車椅子に乗ったコ・コベロフさん(85)が女性カップル第一号の結婚だったそうだが、当方としては、いささか驚くしかない▼そして、9月20日には、世界最強のアメリカ軍にも、同性愛者が「僕はホモ」と申告しなくてもいいことになった。自由と平等の民主主義を掲げるいかにもアメリカらしいと感嘆せざるをえない。こうした同性好きは古代ローマでも盛んだったし、日本でも最初の記録は、日本書紀の神宮皇后の項にある「阿豆那比」こそが日本最古の男色だとするの有力な説が今に伝わる▼衆道や若道と呼び平安時代に公家や僧侶らの間で盛んになり、戦国の世になると織田信長と森蘭丸のような荒武者らに流行し、江戸の頃も陰間茶屋は賑わったが、明治になると「鶏姦する者は懲役10年」の厳しい刑罰が発令されたこともあって今や裏社会に追いやられたけれども、それでも同性好みは多いらしい。(遯)

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