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日系人二人がサンパウロ州で逮捕=01年東京の殺害事件で

ニッケイ新聞 2011年10月6日付け

 2001年、東京都葛飾区の民家で無職の川上芳考さん(当時33)が射殺された事件で国際手配されていたマルセロ・フクダ(31)、クリスチアノ・イトウ(35)の二人が4日夜、サンパウロ州カンピーナスで身柄を拘束された。
 二人は既にブラジル当局から起訴されており、日本警視庁は今後代理処罰を求める方針。日本の各紙が報じた。
 同庁の調べでは、両容疑者は同年6月4日午前未明、川上さん宅に押し入り、寝ていた川上さんに拳銃を2発発射して殺害したほか、妻(42)の頭を拳銃で殴り重傷を負わせた疑いなどが持たれている。二人は事件直後に出国していた。
 川上さんの双子の弟で、殺人罪などで現在無期懲役を受けている池辺哲守(43)に殺害依頼を受けた暴力団員が両容疑者に犯行を指示していたという。

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