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東日本大震災義捐金=日系5団体=総額1億8千万円を送金=海外日系人大会で発表へ

 文協、県連、援協、ブラジル日本商工会議所、日伯文化連盟の主要日系5団体が3月14日から実施していた、東日本大震災の被災地への災害義捐金の募金キャンペーンが10月13日の送金をもって打ち切られ、日本赤十字社に送金された最終合計金額が366万9616・56レ(1億7千929万6031円)に上ったことが、同日午後、文協の会長室で開かれた記者会見で明らかにされた。
 義捐金受け付け用に開設された4銀行5口座には、各団体への寄託や直接振り込みを合わせ、5月末時点で325万9千721レの入金があり、援協は1回、県連は2回、文協は4回にわたり、総額315万5千8レを送金している。
 その後も口座は据え置かれ、援協は7月6日に3万3229レ、県連は10月3日に10万5128レ、文協は9月28日に19万4809レ、10月13日に18万1440レを送金した。
 なお、送金金額は金融取引税(IOF)0・38%が引かれた金額となっている。
 文協、援協の口座残高はゼロ。県連の口座にはまだ300レほど残っており、日本赤十字社が受け付ける来年3月末まで据え置かれる見込み。
 なお、今月26〜28日に東京都で開催される『第52回海外日系人大会』の初日午後、本件に関する特別報告会が開かれ、木多喜八郎文協会長、園田昭憲県連会長、菊地義治援協会長が説明を行う予定。
 口数は県連の口座だけで7千口に上り、非日系人からの寄付も非常に多かったとして、各団体は謝意を示していた。
 園田会長は、「金銭面での支援はこれで終了するものの、今後も精神的な面での支援は惜しまない」と話していた。

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