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浜松市=初の日伯運動会が盛大に=「ブラジル人の友達できた」

ニッケイ新聞 2011年10月19日付け

 静岡県浜松市で今月9日、日伯交流協会主催『日伯運動会』が同市立元城小学校グラウンドで開催された。浜松市制百周年記念事業の一環。
 日系二世の児玉哲義実行委員長(日伯交流協会副会長)が、在日ブラジル人子弟と地元の子供たちとの交流や理解を深めようと企画。市内や周辺のブラジル人学校や公立学校に声を掛け実現した。
 開会式では日伯議員連盟事務局長を務める藤村修官房長官のメッセージが読み上げられた後、参加者や来賓、会場にいた全ての人々がラジオ体操を行い、ブラジル人学校の子供たちが張り切って体操する姿もみられた。
 参加者は紅白の鉢巻きをつけ、徒競争やサッカードリブル、バスケットシュート、リレー、パン食い競争など14のプログラムを楽しんだ。
 すべての競技で日本とブラジルの音楽をバックに激戦が続き、日ポ両語のアナウンサーの実況中継が行なわれた。
 会場には、参加者たちが今回の運動会への思いを書くためのパネルが設置され、「とても楽しかった」「来年も参加したい」といったコメントの中に、日本人の子供たちからの「ブラジルの友達ができました」というコメントもみられた。
 児玉実行委員長は、「運動会を継続し、地域に根付いて行くよう頑張っていきたい」と意欲を見せた。

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