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デコ画廊・30周年記念=展示会『三次元の介入』=11月3〜24日

ニッケイ新聞 2011年11月1日付け

 創立30周年を迎えたデコ画廊(田口秀子代表)実施している記念展示会シリーズの第3弾『三次元の介入』が、11月3日〜24日まで同画廊(Rua dos Franceses, 153, Bela Vista)で開かれる。入場無料。
 初日は午後7時からオープニング、翌日以降は午前10時〜午後7時まで。土曜休館。
 日本から半谷学、永井朋生、ブラジルからはモニカ・ホビーニョ、シジニー・ピロクレオンの4人が出品する。
 半谷さん(48、北海道)は宮城県気仙沼市で牡蠣の養殖に生じる不要な海草、麻や古新聞など、11年間不要物を作品に利用してきた。〃震災地が復興し花開いてほしい〃との想いを込め、「気仙の花」をテーマに作品を制作した。
 また、6月に被災地で撮影した写真で現状を伝えるとともに、自身の作品と気仙沼との関わりを講演で語る。5日午後3時から。要申込み。
 日本ではドラム奏者として音楽活動を行なう永井さん(36、静岡)は、金属素材の作品150点を空間に吊るし、即興ライブで作品に音の要素を盛り込む(本人不在の場合はCD)。
 企画に携わり、二人を伴って来社した吉沢太さんは「被災地に縁のある二人が作品を展示するので、普段は画廊に興味のない方も是非ご来場を」と呼びかけた。
 問合せは同画廊(11・3289・7067)まで。

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