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ミナス州ベロオリゾンテ=初の日本祭りに1万2千人=同地文協の念願が叶う=来年以降の開催も決定

ニッケイ新聞 2012年2月7日付け

 ミナスジェライス州ベロオリゾンテ市で、初の日本祭り『Festival do Japao Minas Gerais 2012』が今月3〜5日に開催され、約1万2千人(主催者発表)がニッポン文化に触れた。ミナス日伯文化協会(高根昭秀会長)と在ベロオリゾンテ名誉総領事館の共催。4日にあった開会式の挨拶で高根会長(68、長崎)は「長年の念願だった。とても嬉しい。皆さんの協力がなければ実現しなかった」と喜んだ。

 同州出身でウジミナス社の浜田ゆかり氏(54、二世)の発案で昨年7月頃から準備を開始。日伯セルロース(CENIBRA)、CBMMなど多くの企業の出資、市や州政府などの協力を受けて実現した。
 会場となった同市セントロ近くの展示場『EXPOMINAS』には協力企業や公的機関のブースが並び、風呂敷や切り紙、和紙絵などのワークショップ、裏千家の茶席、盆栽や生け花の展示も。
 屋外の食事コーナーには文協やレストランが日本食を販売し、同市近郊にあるヴィソーザ青年会が酒ピリーニャを販売し、好評の売れ行きを見せた。
 舞台では剣道や居合道の実演、ほぼ非日系のメンバーで構成される文協所属の太鼓グループ「雷鬼太鼓」の発表のほか、鳥取県人会の傘踊り、阿波踊りの各団体、琉球國祭り太鼓ブラジル支部などが駆けつけ熱演を繰り広げた。
 同市文化財団のタイース・ピメンテル所長は「BHでの日本文化の普及はとても重要」と強調、ミナス州文化局のエリアーネ・パレイラス局長は日本祭りが州の公式行事に入っているとのべ、「我が州と日本は歴史が深い。文協は市にとって宝のような存在で、今後も友情が深まることを願う」などと挨拶した。
 JICAブラジル事務所の室澤智史所長はミナスで展開している同所の事業を紹介し、在ベロオリゾンテ名誉総領事に就任したばかりの前ウジミナス社社長、ウィルソン・ブルーメル氏は「日本祭りの開催は使命。最初で最後にはしない」と来年以降の開催も宣言した。
 在リオ総領事館の渡邉優総領事は「街中で宣伝しているし、すごい数の人が来ている。リオでもぜひやりたい」と驚きつつも意気込みを見せた。
 和紙絵のワークショップに参加した同市在住のエライニ・アウグスタさん(73)は、「和紙はとても美しい。精神も集中できるし、素晴らしい芸術」と大いに気に入った様子。
 全てのブースを見学したという同市在住のマリーリア・レイスさん(65)は「若者が多くて活気がある。日系社会は小さいかもしれないが、来年はもっと良い祭りになるのでは」と期待を寄せた。

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