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イペランジャホーム=ダリア祭りに約2千人来場=80種が馥郁、11日も

ニッケイ新聞 2012年3月7日付け

 援協が経営するスザノ・イペランジャホーム(岩原勝一経営委員長、根塚弘ホーム長)で4日、毎年恒例のダリア祭りが開かれた。
 今年で18回目。爽やかな晴天の下、サンパウロ市からは援協が手配したバス3台で約130人が訪れた。同市文化局長も姿を見せ、地元住民など約2千人の来場者で賑わった。
 敷地内には2500〜3千本の約80種のダリアが植えられており、白、赤、黄色、紫、ピンクなど色とりどりのダリアが咲き乱れ、家族連れを中心とした来場者の目を楽しませた。
 食堂では地元スザノ近郊の婦人部手製のウドンやヤキソバ、春巻き、天ぷらなどが販売され、昼食時は人があふれ返った。特に400食分、約150キロ用意された焼きニシン定食は完売するほどの人気をみせた。
 舞台では、スザノ福博村青年部の太鼓が迫力ある演奏を披露したほか、健康体操、コーラス、傘踊り、平田ジョーさんの歌謡ショーや、カラオケなどが行われた。
 プログラムをコーディネートした福博村の上野ジョルジ村長によれば、同村に加え5団体ある市内の日系団体は全て参加し、毎月物品の寄贈をするなど、長年ホームへの支援が続けられている。今年参加したボランティアは約100人に上った。
 岩原経営委員長は、「天気にも恵まれて、予想以上に人が多くてよかった」と嬉しい悲鳴を上げ、サンパウロ市在住の50代女性は「ダリアの花が素晴らしかった。たくさん種類があってきれいでしたね」と笑顔を見せた。
 ダリア祭りは今月11日も開催予定で、ダリア園開園は午前10時から、食堂は11時から開始される。

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