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日伯移住者協会=『日伯・絆の森』をカルモ公園に=2年間で2万本を植樹

ニッケイ新聞 2012年3月10日付け

 ブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭朗会長)が東日本大震災犠牲者追悼の意味を込め、11日から2年間、サンパウロ市立カルモ自然公園内で植樹事業『日伯・絆の森』を実施する。
 ブラジルオイスカが共催し、サンパウロ州政府、サンパウロ市も協力。被災した東北6県の県人会のほか、多数日系団体が後援予定。
 同会が日本人移民百周年事業として、10万本の植樹を目指し実施している『日・伯 友情の森』作りの一環。震災の犠牲者数と同じ1万9131本を植樹し、追悼記念碑を建立する。ロゴには漢字「絆」を使用する。
 すでに4万2千本を植樹したチエテ・エコロジー公園の敷地は、サンパウロ州によるチエテ川の氾濫を防ぐプロジェクトで使用不可となったため、市と掛け合い、2月末にカルモ公園の使用許可を得た。
 費用は39万7千レアルを見込む。半額は自己資金、残りは寄付金でまかなうとしている。
 小山会長は、「子供には環境教育や、震災の教訓を学ばせるという面もある。将来長く続いていく事業として、これからもプライドを持ってやっていく」と意気込みを語った。
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 『日伯・絆の森植樹式』が17日午前11時から、同公園(Av. Aricanduva, 9601)で開催される。参加自由。
 午前10時にニッケイ新聞前(Rua da Gloria, 332, Liberdade)からバスが出る。乗車希望者は同会(11・3276・9450)まで申込みを。

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