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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年6月26日付け

 東日本大震災から1年3カ月が過ぎた。コロニアではさかんに義捐金募金が行われ、本紙の調べでは送金金額は6億円を超えた。このこと自体は意義深いことだが、残念なことにその浄財がどのように使われているか明らかになっていないし、日本ではあまり知られてもいないようだ。
 遠いブラジルでミサや法要をやるのもいいが、そればかりでは具体的な支援にならない。県連が企画した応援ツアーに参加して実際に被災地に顔を見せ、お金を落とし、風評被害に苦しむ地域の産物を購入して帰る。それだけで被災者の励みになるはずだ。
 また震災後、文協、援協、県連の間で連携を取る空気が生まれるなど、コロニアにも変化が出てきたという。祖国への支援が日系社会の一体化や活性化につながり、双方が良い方向で発展すればと思う。(詩)

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