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在聖総領事館=草の根資金でバスを供与=アラサツーバ福祉団体に

ニッケイ新聞 2012年6月30日付け

 在聖日本国総領事館(大部一秋総領事)は、「アラサツーバ障害者を支える親と友の会」(クレイア・パレイラ会長)に対し、障害者用特殊マイクロバスを供与した。草の根・人間の安全保障無償資金協力によるもの。供与式が先月30日、同会本部であった。
 現在同校には550人の知的・複合障害を持つ生徒が在籍。同会が所有するバス2台で通学していたが、車椅子の昇降機が備えられていないなどの理由で利用困難な生徒が多いことが問題視されていた。
 大部総領事は「日本政府と国民に代わってブラジル社会、アラサツーバ市の発展に貢献できることは大きな名誉」と挨拶。パレイラ会長は「生徒と教職員に代わり、心から感謝したい」と謝意を示した。

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