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7年越しの大作が完成!=『アリアンサ移住地創設八十周年』=8月初旬にいよいよ刊行

ニッケイ新聞 2012年7月26日付け

 聖州ミランドポリス市にあるアリアンサ移住地における80年の歴史をまとめた『アリアンサ移住地創設八十周年』が8月初旬に刊行される。同移住地80周年委員会(嶋崎正夫委員長)が編纂した。約350頁、初刷は500部(一般販売向けは約200部)。
 1924(大正13)年に米国が排日移民法を制定して日本移民を全面禁止したことから、力行会(永田稠会長)らが中心となって信濃海外協会を組織し、初の民間非営利団体による移住地としてアリアンサ移住地は建設された。大正デモクラシーの影響を受けた多くの文化人が入植したことから、〃銀ブラ〃移住地といわれた異色の歴史を持つ。
 第1アリアンサ創設80周年の翌年、05年7月に「80年という節目を記念して最後の日本語版移住史を」との関係者らの思いから編集作業は始まった。月に1回を目安に開かれた会議の総数は実に71回に上る。
 同移住地の建設までを綴った前史に始まる「歴史編」、文化施設の建設史や芸能史をまとめた「文化編」、10人以上の移住者による手記で構成される「回顧録編」、写真を中心に歴史を振り返る「資料編」の4部で構成される。
 編集・校正作業の中心的役割を担った矢崎正勝副委員長は「アリアンサは移住地の中でも特殊な地域。日本から来た若い人から、今でもコロニアで頑張っている一世まで、幅広い層にその歴史を知ってもらいたい」と話した。問い合わせは矢崎さん(18・3708・1247)まで。

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