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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年8月16日付け

 日本人なら誰もが正直であれ、嘘はつくなと教わってきた。成長するにつれ世間ずれしても、その道徳教育は日本人の国民性を決定付けている。
 一方、ブラジルではルールは守らないが勝ち、嘘は当たり前、が常識とすら思える。それを文化の差や個人主義の結果と呼ぶか、道徳の欠如と呼ぶか。結局この国が多発する犯罪に苦戦している事実をかんがみると、単なる文化差とは呼べそうにない。
 先日ブラジル倫理の会を取材し、同会が普及する日本的道徳が非日系人に受け入れられつつあると知った。当地ではまだ小規模だが、日本では約20万人と6万5千社の会員を誇る。
 文化活動を通して日本的精神を広めようとする団体も増えてきた今、直接道徳に焦点を当てた数少ない会として、長年培った普及と教育のノウハウを活かし、住みよい社会作りの一役を担ってほしいと思う。(阿)

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