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力行会『大豆講習会』=「簡単で美味しい」と好評=福島姉妹が盛り上げに尽力

ニッケイ新聞 2013年6月4日

 ブラジル力行会(岡崎祐三会長)が26日、同会会館で『第3回大豆講習会』を開催した。講師ら含め約20人が参加、大豆三昧の昼食に舌鼓を打った。
 講師をつとめたのは、吉岡眞澄、吉岡初代、ユキ・ヒライ、原ルシアさんの4人。大豆講習会は、「臭いがきつい」などを理由に敬遠する非日系に大豆食を広めようと、移民百周年の際に文協が「マイス・ソージャ、マイス・ヴィダ」(大豆を食べて長生きを)と題して企画したもの。百周年後も4人はボランティアで講習を続けており、実施回数は約50回に上る。
 初めに、豆乳とおから作りからスタート。たっぷりの豆乳と新鮮なおからを使い、ストロガノフ、ファロッファ、コロッケ、トロピカル・サラダなどが次々に出来上がった。
 中でも、油・豆乳・塩・にんにくをミキサーにかけるだけの簡単豆乳マヨネーズは「軽くて美味しい」と大好評。ブラウニー、豆乳チョコレート、豆腐プリンなど、講師が自宅で作ったデザートも喜ばれた。
 カンピーナスから訪れた山本英雄さん(81、岐阜)は、「レシピを覚えておけば、応用しながら使える一生の宝になる」と満面の笑み。真剣にメモを取りながら料理に参加した。
 正午過ぎに作った料理をならべて昼食会が開かれた。小林節子さん(77、二世)は「健康には食べ物が一番大事。豆腐プリンは家でも作ってみたい」と話し、おいしそうに料理を平らげた。
 近年、様々なイベントを開催し、盛り上がりを見せている同会だが、岡崎会長によれば「清美さんや敦子さんのように、動ける人が入った」ことがきっかけという。
 福島清美、永井敦子姉妹は、高齢を迎えて会の活動に参加できなくなった父・永井希さん(今年逝去)に代わり理事入りした。「パーティーが大好き」という福島理事らは、仕事を抱えながらも時間を融通し、フェイジョアーダ会や風呂敷講習会、絵手紙会、講演会など、皆が喜ぶイベントを企画している。役員ではないが、妹のマルチンス泉さんも協力、姉妹揃って会を支えている。
 また、昨年理事になった松本乃里子さん(57、東京)が、今年ブログサイトも開設。ネットを通した発信にも力を入れている。

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