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『孤愁 サウダーデ』を読む=中田みちよさんが「読書の会」

ニッケイ新聞 2013年6月4日

 中田みちよさん主宰の「読書の会」が7月から新たに始まるにあたり、受講生を募集している。
 テキストは『孤愁 サウダーデ』(新田次郎・藤原正彦著、2012年、文藝春秋)。明治・大正期のポルトガル人外交官ヴェンセスラウ・デ・モラエスの日本での日々を描いたもので、毎日新聞での連載途中、新田次郎氏の急逝によって未完のままだったものを、息子の藤原氏が引き継ぐ形で完成させた。
 中田さんは「ポルトガルまで行ってモラエスの生家を訪ねた。かなり思い入れのある作品」と話し、参加を呼びかけている。
 会場はサンパウロ市のブラジル日系文学会事務所(R. Vergueiro, 819, sala 2)。7月9日開始で、毎週火曜日午後1時半から。問い合わせ、申し込みは中田さん(11・5084・7112)。

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