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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2013年8月8日

 現在33歳で子どもを持つ予定のないコラム子に、片島さんは「卵子凍結しておいた方がいいよ」と強く勧めた。〃不妊治療天国〃ブラジルでは、希望者は誰でも卵子を保存できるからだ。
 でも、実際卵子凍結に手が届くのは、「いつか子どもがほしくなった時のため」に、何万レアルを投資できる裕福な女性だけ。きっとブラジルでは、ほんの一握りだろう。
 不妊カップルにとって「子どもを持つ」という選択肢は、「神」の采配による前に、金次第という面がある。だからより一層、「授かる」ものだった子どもは「計画して創る」ものになってきたようだ。
 最近日本では、後から嘆く前に知識を身につけ計画を—と、「妊活」という言葉が現れた。今は女性が自由になり、社会進出が進む新たな時代。でもその代償に、今まで以上に生き方が問われているような気がする。(阿)

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