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ウジーナ日本人会が発展的解消=アチバイア文協に吸収合併=〃持参金〃で野球場建設へ

ニッケイ新聞 2013年9月18日

 アチバイア市内ウジーナ地区で活動を続けてきたウジーナ日本人会(小村四継会長)が、アチバイア日伯文化体育協会(ACENBRA、山田俊文会長)に吸収合併されることが6月に決まった。同日本人会が所有する2万553平米の土地、会館など施設の管理権はACENBRAに移る。この売却金を元手に、ACENBRAの新たな会館、野球場が建設される見込みだ。約50年の歴史に終止符を打った小村会長は「自分たちの財産を有効に生かすため。会員皆が納得している前向きな合併」と発展的解消を喜んでいる。

 ドン・ペドロ一世高速道路沿い、ウジーナ湖畔に会館と野球場を構えるウジーナ日本人会の創立は1960年初頭。最盛期は80家族以上だったが、デカセギの影響を受け会員数が激減。小村会長によれば「約15年前から実質的に活動停止の状態」。ACENBRAとの合併案がもちあがった昨年の会員は25家族だった。
 小村会長からの申し出を受けた山田会長は「本当にありがたかった。最高のタイミング」。というのも昨年創立60周年を迎えた文協は、同地の花卉生産者協会から花の集荷場として使用されていた約20万平方米の50%の地権を譲り受けていた。
 その土地に新会館と野球場建設を目指していたが、「先立つものが足りない状況だった」(山田会長)だけに、〃持参金〃付きの合併案は、願ってもいない吉報だった。
 昨年の9月頃から関係者を通じて下準備が進められ、ACENBRAで6月21日に開かれた両文協の会員らが出席した総会で、正式に合併が決定。現在、土地と施設の売却に向けた書類作成が進められている。
 ACENBRAの元会長で、同野球部で40年に渡って指導を続けてきた辻修平さんは「小村会長の英断に感謝、感激」と笑顔をこぼす。近年では米・メジャーリーグで活躍するアンドレ・リエンゾ選手など、優秀な人材を輩出してきた同野球部。これまでは専用の球場は持たず、他団体の施設を練習場として使用してきた。
 「予定通り3面の野球場が整備されれば、念願だった文協主催の野球大会も開催できる。野球熱がさらに盛り上がり、さらなる優秀な選手の育成に繋がるはず」と辻さんは期待を込めた。

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