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魁聖が浜松で交流イベント=ピラス総領事「子供に夢あたえて」

在浜松ブラジル副総領事のアシオリ氏、魁聖関、ピラス総領事、児玉氏

在浜松ブラジル副総領事のアシオリ氏、魁聖関、ピラス総領事、児玉氏

 日伯両国の友好親善を目指す「日伯交流協会」(本部・静岡県浜松市)は18日、同市内のブラジルレストランで、幕内力士・魁聖一郎との交流イベントを開催し、同地在住の日系人を中心に約60人が参加した。

 魁聖関が19日に行われた大相撲巡業『浜松出世場所』に出場するため同市を訪れることを機会に、同協会の児玉哲義副会長が企画、日本相撲協会との交渉が実現した。
 講演に立った魁聖関は、サンパウロ市サントアマーロ区出身の日系三世。ブラジルの相撲大会で優勝するほど実力を身に着け、日本大相撲の力士に憧れ来日し、現在に至るまでの半生を振り返った。
 講演終了後には質問コーナー、サイン会、写真撮影会、握手会とブラジル料理の食事会が行われた。参加者らから、勝利への声援が贈られた。
 在浜松ブラジル総領事のジョゼ・アントニオ・ピラス氏も出席し「明日の大会で勝利を飾り、日本に住むブラジル人の子どもたちに勇気を与えて」とコメントした。
 児玉副会長も「私自身も通っていた日本語学校で相撲をして遊んでいた。日本の大相撲で大活躍する魁聖は誇り」と話していた。
 交流会の様子は地元のテレビや新聞に報道されるなど、地域社会でも注目を集めた。

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