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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2013年11月26日

 日本人の子供移民でブラジル人意識が強い人はいるだろうが、周辺のスペイン語圏の国民に対して優越感を感じる人はどれだけいるのか。
 7歳で当地に移住したという、30代で弁護士をする韓国人男性と知り合った。以前、南米の他の国から来た人に『スペイン語ができないのか』と訊かれて嫌な思いをした経験があるらしく、「ブラジルは南米で最も力のある国。ここではスペイン語話者もポ語を話すべき。例えばパラグァイの歴史をブラジルが知る必要がどこにある?」と知り合ったばかりの記者にぶつけた。
 今年韓国コロニアが50周年を迎えたことも「知らない」という彼のポ語はとても流暢だった。でも周辺国への優越感は日系人にはあまり感じない。彼だけの性格かもしれないが、もしかして、かつて植民地として辛い経験を持つ国出身ゆえの移民心理かも——と考えさせられた。(詩)

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