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ニッケイ新聞 2014年3月11日

ジスキ・サウージはこれまでさまざまな相談対応を行ってきたが、病院の誤診に対して訴訟を起こしたケースに立ち会ったこともある。日本にはない「シャーガス病」と疑われる相談があったときに、担当の病院に情報提供し、迅速に治療が行われた事例など、両国の言語と事情を知る専門家であることですばやく解決できたことも数多い。同サービスが終了しないですむ方法は無いものか。

高知県地産外商公社が3月2日、特設サイトにて「カツオ人間・ザ・ムービー『はりまや橋であいましょう』」の第1話を公開した(全5話)。2話以降も毎週日曜に公開される。1人の女性とカツオ人間の恋を通じ高知の名所名産をPRする。尾﨑正直知事は経済状況を「全国の中でも群を抜いた厳しさ。地産地消を徹底し、外に打って出る必要がある」としている。片山会長の目指す新しい交流が母県を救う!?(www.marugotokochi.com/katsuoningen)

弁護士の渡部和夫さんによれば、ブラジルは弁護士過多の国。サンパウロ州の人口が日本全体の3分の1程度なのに対し、弁護士の数は10倍の30万人もいるとか。「弁護士試験もだんだん難しくはなってきているが、大学の数もブラジル全体で1200と多すぎる」と呆れ顔。過去20年で法学部6倍という乱立ぶり等を受け、教育省は昨年ようやく新設を停止したが…何だか時遅しの感?

シャーガス病は、南米特有の感染症として知られているが、昨年8月、日本で中南米出身の40代男性が献血した血液の検査で抗体陽性が確認され、日本のテレビ番組などでも取り上げられ、注意喚起を促していた。さしがめ虫が病気の原因となる寄生虫を媒介するのだが、過去に、サトウキビジュースやアサイなどの食べ物が媒介となった例も確認されている。旅行等で当地へ訪れる際には、食べ物(特に生もの)に注意が必要だ。

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