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 泥炭のおかげで経済事情が潤ったグァタパラ移住地。最近になって注目が集まり、売買できる時代がやってきた。パラグアイのイグアス移住地内には、玄武岩の砕石をとる採石場があり、日本人会は年間300万ドルくらいの売り上げがある(本紙11年9月10日付け)という例もある。グァタパラは今後どうなるか注目だ。他の移住地もかつての地層調査を見返して、眠る地下資源を探ってみては。
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 「沖縄の伝統芸能が一度で楽しめる」と銘打って行われた沖縄県人会主催の資金カンパ芸能祭。会場二階の食堂では、名物の沖縄そばが販売された。今回はハレの日に振舞われる沖縄の伝統料理ヒージャー汁(山羊汁)も珍しく販売されていた。山羊独特の風味に沖縄出身者でも好みの分かれる料理だ。一口試させてもらったが、強烈な山羊の香りにあえなく撤退。沖縄の食文化も楽しめる芸能祭だった。
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 日本ハムといえばハム・ソーセージ、という従来のイメージが払拭された。同社のHPには若鶏甘辛揚げ、小籠包、スパゲティー、ガパオライス、かぼちゃの煮つけ、牛もつ焼き…と豊富なレトルト食品がずらり。それだけ多忙な日本人が増えたということか。当地では女性の社会進出が盛んな一方、働く母親の強い見方・レトルト食品の品揃えはまだまだ貧弱だ。その市場を将来有望と目をつけたのは、西裏昌弘代表取締役社長の先見の明かも。同社の再出発を応援したい。

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