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オーリャ!

 宮崎県人会創立65周年式典では、ブラジル初公演の夜神楽などもあり大成功に終わった。式典実行委員長の山元治彦さんは「青年らが自主的に手伝ってくれる」と活躍を喜ぶ。その中心が元県費留学・研修生だ。
 短期農業研修も含め、これまで150人以上の県人子弟を母県に送り出した。利用者は県人会への入会義務があり、帰伯後に協力者となる仕組み。県人移住者は4千人足らずだが、この制度もあって双方の絆は深い。
 加えて、同県には自動車部品製造の地元企業ホンダロックがあり、当地進出をしていると話題に。意見交換会では「工業分野での研修をもっと充実させてもいいのでは」との意見も。
 トヨタも愛知県の自社専門学校で日系エンジニアを育成するコースを運営している。県庁に理解が薄くとも、そのような地元企業に協力を仰げば、民間ベースの研修を増やせるかも。(祐)

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