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オーリャ!

 文協ビル改修は大幅に遅れ、12月12日に未完成のままお披露目式を迎える。工事自体の遅れもだが、体育館の観客席改修を待たずに〃完了〃とするのも、どんなものか?
 来年には文協創立60周年を迎える。木多喜八郎会長も任期満了、来年3月で退任となる。「是が非でも年内に一区切りつけたい」という思いから、こうした判断が下されたのだろう。
 またある関係者に言わせれば「1億円でできることは限られる。少なくとも2倍は必要だった」とも。であれば貴重な大型寄付を呼び水に、広く寄付を呼びかけて改修費用を募れなかったかと悔やまれる。尻に火がつくのが遅すぎた。
 「体育館を多目的ホール化し、賃貸収入で1億円の価値を膨らます」と話す木多会長だが、完工間際ではなく、着工以前から効果的な寄付金運用を考えてほしかった。(祐)

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