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オーリャ!

 東洋街に開業したお好み焼き専門店『焼き屋』(4日付け詳報)のお好み焼きは、出汁とキャベツを混ぜ合わせた生地の上に焼きそばなどの具材を重ねて作られる。
 デカセギ経験のある店主は「広島風お好み焼きを再現したい」と志すが「作業工程の多い広島風は、昼食ピーク時に客を待たせてしまう」ため作業を簡略化し、この形になった。
 そこで思い出したのが、当地であんかけ焼きそばが一般化した理由だ。茹でておいた具材と麺に、熱いあんをかければ出来るという調理の簡単さから、各地の日本祭りで作られるようになり一般化した。
 味が良いのは勿論だが、日本人会婦人部に広まって一般化するには、注文を受けてすぐに客に出せるように、前もって準備できることが必要だ。数年後には、この〃焼き屋風お好み焼き〃が一般化しているかもと夢想した。(石)

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