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東西南北

 15日午後、今月1日に行なわれたものに続いて、サンパウロ市パウリスタ大通りでジウマ大統領への抗議を行なうデモが行なわれ、約1万人の人々が集まった。参加者は「ジウマ大統領はペトロロンについて知っていた」などのボードを抱え、罷免や大統領選の無効を訴えたりした。1日に行なわれたデモの際は、軍の政府介入を呼びかける人も存在して問題になったが、この日はそこまであからさまな行為は目立たなかった。だが、参加者の中には、行進中に出くわした、ソビエトを連想させるデザインを胸にあしらった赤いTシャツを着た男性に乱暴を働く人もいた。くれぐれも本筋から外れないことを願いたい。
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 15日、サンパウロ市地下鉄4号線に新駅フラジッケ・コウチーニョ駅がオープンし、ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事、元同知事のジョゼ・セーラ次期上院議員らがかけつけて落成式を行なった。アウキミン知事によると、来年の6月までにはもう二つの駅、イジエノポリス/マッケンジー駅とオスカー・フレイレ駅も開通できると語り、さらに16年には最後の2駅も完成すると語った。既に完成予定から大幅に遅れているだけに、市民もなかなか信用はできないが。
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 16日、リオ東部のコパカバーナで、サンパウロ市のゲイ・パレードのリオ版とも言うべき、第19回目の「オルグーリョLGBT」パレードが行なわれ、快晴の上、海水浴客で賑わうビーチ付近の道を行進した。運営者によると「150万人集めたかった」らしいが、それでも20万人を超える同性愛者たちが集まり、権利の主張を行なった。

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