ホーム | 2015 | 6月 | 03 (ページ 2)

2015年6月3日の記事一覧

「東京五輪に日系選手を」=パウリスタ・スポーツ賞贈呈式=19部門21人が受賞=選手や功労者を盛大に祝福

記念トロフィーを掲げる受賞者一同

 『パウリスタ・スポーツ賞』の贈呈式(ニッケイ新聞主催、高木ラウル社長)が1日午後7時より、サンパウロ市議会貴賓室で行われた。終戦後に勝ち負け抗争で二分したコロニアを、スポーツ振興を通じて融和させることを目的に創設され、今年で59回目を迎えた。野球や、テニス、ゴルフなど19種目から、特別賞3つを含む21人(団体)が受賞した。 来 ...

続きを読む »

東京=伯画家の作品を版画で再現=日伯アート融合の試み

豊田さん(左から4人目)ら。佐野首席領事(同5人目)も駆けつけた

 アダチ伝統木版画技術保存財団(東京新宿区)が4月21日から5月10日まで、外交120周年と財団設立20周年を記念した企画展『ブラジルアーティストによる現代の浮世絵』を、東京都新宿区の常設展示場で開催した。当地を代表する10人の画家による作品を、浮世絵に代表する日本の伝統木版技術によって再現するという新しい試みとなった。 参加し ...

続きを読む »

■ひとマチ点描■空手選手団、南米選手権へ

南米連覇を目指して2日にチリへ経った代表選手たち

 「出発は明日(2日)の朝。今年は大会二連覇を目指す!」と与那嶺シモーニコーチは凛々しく笑う。パウリスタ・スポーツ賞授賞式に顔を出した7人組は、5日にチリで開幕する南米空手選手権に出場する、ブラジル空手連盟(CBK)の代表選手団だ。 11歳で空手を始め、わずか4年で初段を取ったルーカス・ダ・シウヴァ・サントス君(15)は、選手団 ...

続きを読む »

「身も心も暖まろう!」=喜多方ラーメン祭り、14日

今井さん(左)と曽我部事務局長

 福島県人会(永山八郎会長)が『第8回喜多方ラーメン祭り』を、14日午前11時から同県人会館(Rua da Gloria, 721, Liberdade)で開催する。午後3時まで。前売り券18レアル、当日券20レ。 醤油ベースに縮れ麺が特徴の喜多方ラーメン。曽我部威事務局長が腕をふるって、毎回300食ほど準備する。今回は餃子も用 ...

続きを読む »

大耳小耳

 日本のプロ野球独立リーグ、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスが1日、公式サイトで藤川球児投手(34)の入団を発表した。かつて阪神で活躍した同選手は、米大リーグのカブス、レンジャーズに所属した後、次なる舞台に出身地の高知を選んだ。同球団には水野龍の孫、ジョナタン正一さんが今も練習生として所属している。同じ投 ...

続きを読む »

日伯友好病院=新画像センターを設立=精密審査で早期発見へ

最新のCTスキャンと出席者一同

 日伯友好病院(天内ヴァルテル院長)が医療設備拡大プロジェクトの一環として、院内1階に新画像センターを開設、20日に記念式を執り行った。待ち時間の短縮、安全性と技術向上、検査項目の増加を目標に、2台のCT検査機、2台のデジタルX線検査機、1台のMRI検査機、8台の超音波検査機、3台の心エコー検査が完備された。総工費は590万レア ...

続きを読む »

ガウショ物語=(30)=娘の黒髪=《5》=目が覚めるほどの混血美女

 そのとき、わしらの頭の上の幌つき荷車の中から、話し声が聞こえ、若い娘の笑い声がした。そして、女がペチコートの音をたてながら降りてきた。 膝を抱えて座っていたシルーは女の気配に気付くと、頭を垂れて顔を隠した……帽子は額と腕の間で押しつぶれた……。娘はわしらの前を通った……見たところ一人は眠っているし、今一人は間抜け面の男、つまり ...

続きを読む »

伊勢丹新宿でブラジルフェア=マウリシオさんらが訪日

 伊勢丹新宿店本店が6月3日~9日まで、特別フェア「ブラジル・ファンタスチコ! 祝採楽園ブラジル」を開催するにあたり、当地から漫画『トゥルマ・ダ・モニカ』作者のマウリシオ・デ・ソウザ氏、デザイナーのジュン・ナカオ氏、サンパウロ市の有名レストラン「Attimo」の伊澤彩子シェフらが訪日している。 主催はブラジル輸出投資振興庁(AP ...

続きを読む »

パナマを越えて=本間剛夫=91

 私は驚いて男の顔を見つめた。濃い髭ずらのエスタニスラウなのだ。懐かしいポルトガル語だ。彼は私の肩を抱いて髭ずらを私の頬にこすりつけた。私は直感した。エスタニスラウがここにいるなら、ゲバラもここだ。次の瞬間、小心な私は身の危険を感じた。私は旅商にエスタニスラウをブラジルの友人だと紹介すると彼は「奇遇ですね」と言い残して部屋へ戻っ ...

続きを読む »

不法占拠住宅と豪華マンション

 立ち話から友達になった、ブラジル人友人の〃家〃に招かれた。空き家に勝手に住み着いているのだという。いわゆる「オクパソン」(不法占拠)だ。 高すぎる家賃に高らかに異を唱え、空き家を占拠する過激な団体と違い、彼はひっそりと「お金も無いし仕方ないだろ」と肩をすくめる。つっかえ棒で代用の鍵、ガソリンスタンドでバケツで水をくみ、トイレを ...

続きを読む »