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8月 2015の記事一覧

在日日系社会の教育意識=エスコーラ・フジの場合=(6)=地方にある国際問題の現場=行政で共有されない意識

1対1のサポート教室

 「フィス」の夏休みサポート教室は午前か午後の2時間。基本的には一人の児童に一人のボランティアがつく。ボランティアは高校生が多い。コーディネーターを務める白銀真由美さんはこう話す。 「来たり来なかったり、ということもあるけれど、指導の高校生に懐いて、今日もあの人がいいって指名する子もいる。来てしまえば2時間とても集中していてすご ...

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懐メロ合唱の集い、5日

 懐メロ合唱の集いが9月5日正午から、熟年クラブ連合会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134, Liberdade)で開催される。参加自由、参加費7レアル。 主催者は「友達を誘って一緒に元気に歌いましょう」と呼びかけている。問い合わせは同会(11・3209・5935)まで。

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太平洋戦争の真実に目を向けよ=目良浩一=(4)=不当な根拠による主張=犯罪国民の子孫ではない

河野洋平氏、2006年撮影(wikipedia/Shiro524)

 主唱者が特に問題としたのは、これから生まれ育ちゆく者や、今、将来を担う若い日本の人たちのことである。「東京裁判」では、日本国は他国を侵略し、そして侵略は罪悪であり、日本人は国際的な罪悪人であると結論づけられ、日本の当時の指導者は有罪となり、7名のA級戦争犯罪人は絞首刑に処された。 もっとも「東京裁判」では、日本の中の特定の指導 ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(29)

 翌1933年、カフェー樹数は32万5、000本となっていたが、経営は創業以来の赤字から抜け出すことができないでいた。これはカフェーが生産過剰で、市況が極端に低迷していたためである。時のゼッツリオ・ヴァルガス政権は、前年、サンパウロ州に於ける新植を禁止、以後、余剰カフェーの大量廃棄・焼却に踏み切っていたが、まだ効果は出ていなかっ ...

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国際交流基金=日語専門家 柴原さんが退任=後任の福島さんに期待

柴原さん、福島さん

 国際交流基金日本語上級専門家の柴原智代さん(51、長野)が約2年間の任期を終えて帰国するにあたり、福島青史さん(47、鳥取)が12日、後任に着任した。 柴原さんは南米諸国で日語教育のアドバイザーとして教師向けの研修を行い、日語教育の質的向上に貢献してきた。自身も開発に加わった学習教材「まるごと―日本の言葉と文化」は、語学だけで ...

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全伯吟剣詩舞道大会=若者や非日系も活躍、7日

来社した皆さん

 ブラジル吟剣詩舞道連合会(宮村秀光会長)の「第43回全伯吟剣詩舞道大会」が7日午前10時から、ビラ・マリアーナ区の大阪なにわ会館(Rua Domingos de Morais, 1581)で開く。入場無料。 祥こう(水ヘンに工)流、國誠流、関西吟詩、岳風会、心彰流などから全77演目が披露される。会場で配布されるパンフレットには ...

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名画友の会、9月の上映

 名画友の会(五十嵐司代表)が恒例の『映画鑑賞会』を9月12、26の両日午前11時半より、熟連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)で開催する。▼12日=「十三人の刺客」(1963年、工藤栄一監督)、「コロンブス」(92年、ジョン・グレン監督)▼26日=「蛇姫様」(59年、渡辺邦男監督)、「甘い生活」( ...

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オーリャ!

 サンパウロ市を中心に展開する美容院チェーン「蒼凰」創業者の飯島秀昭さんは午前4時頃に起床し、6時頃まで2時間ほどかけて自宅周辺の路上を清掃することで知られる。 10年前は一区画で4袋もゴミが出たのに、現在は1袋で済むようになったという。「向かいのビルは、女中がゴミをまとめて出すようになった」と変化を喜ぶ。 それを聞き、「10年 ...

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読者との繋がりこそが新聞の財産

28日付のニッケイ新聞PDF版 中央銀行の方針が7月に突然変わり、購読者のCPF(納税者番号)がないと、新聞社から購読料の銀行振込票を郵送できなくなった。そのお知らせを掲載した当初、たくさんの連絡をもらい、一気に半分ぐらいが集まった。心から読者の皆さんの協力に感謝したい▼ただし、購読部の話では、それでも残り半分を集めるのに苦労し ...

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ニッケイ俳壇 (853)=富重久子 選

通勤・帰宅時間に主要道路は渋滞となり、なかなか車が動かないことも。サンパウロ市の中心部では、月曜日から金曜日には車両ナンバーによる時間帯規制も行われているが、それでも渋滞緩和とはならない。

勝ち負けの戦の炎敗戦忌
【八月十五日はわが国の敗戦の忌日であっ­た。既にブラジルに移民していた人も、日本で敗戦を味わった人々もそれぞれに其の日のことは忘れることが出来ない。
 この句にあるように「戦の炎」は勝利を叫んだ国も、敗戦の汚名をかせられた国もお互いに戦の辛酸を蒙ったのであった。敗戦という難しい季語をもって、よく省略の利いた佳句である。】

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