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8月 2015の記事一覧

梅崎さんが日ポ語選集発刊=出版祝賀会、15日栃木で

本を手にする梅崎さん

 日系文学界で広く活躍する梅崎嘉明さんが、七編の作品を日ポ両語でまとめた『小説選集』(390頁)を発刊した。一冊80レアルで販売中。印刷部数は100部。 パウリスタ年鑑入賞作「佐代の周辺」、コロニア文学賞佳作「大根の花」など小説五編、「留置所にて」「終戦一年と父の死」の手記二編を収録した。小説に関心を持つ若者からポ語翻訳を要望さ ...

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援協定例会=経営良好も、楽観できず=ウニメジ焦げ付き請求中

 サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)による7月定例役員会が先月25日、同会本部で開催された。 日伯友好病院は、経費未払いが続いたため6月9日より利用中止となっている保険プラン「ウニメジ・パウリスターナ」に対し、890万レアルの焦げ付きの請求を急いでいる。 同院の今月の患者数には幾分減少が見られたが、天内ヴァルテル院長は「この ...

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大耳小耳

 当地で活躍中のシンガーソングライター今村つばささんが、7月31日放送の人気番組「エンコントロ・コン・ファチマ・ベルナルデス」に出演し、当地ミュージシャンのカバー曲『Meu Erro』などを歌った。また彼女本人も「大好き」というジョー・ソアレスの「プログラマ・ド・ジョー」にも招かれ、先月末にスタジオでの収録を終えたとか。毎年ブラ ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(16)

農業─商業―加工業の流れを形成 長期的に見た場合、開発前線の日系社会の産業は、農業が本流であった。が、そこから枝分かれして商業という支流が形成された。その形成者がアルマゼン、特に仲買に力を入れた人々である。彼らの中で力をつけた者は、さらに農産物の加工業にまで進出した。 この動きを把握すると、経済面から見た──産業組合以外の──歴 ...

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第38回 下を向いて歩こう!

犬の散歩の様子(写真素材ぱくたそ、モデルLala)(https://www.pakutaso.com)

 私はブラジルに来るお客様や友人などに必ず、サンパウロでは上を向いて歩かずに、下を向いて歩くことをお勧めしている。それは2つの理由からだ。一つは、特にパウリスタ大通り周辺などはそうだが、セキュリティ面の問題である。初めてブラジルに来られた方はどうしても、キョロキョロと上を向いて歩いてしまう。 地元の人は見慣れた風景なので、上を見 ...

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宿世(すくせ)の縁=松井太郎=(13)

 太一は自分では偏屈とはおもってはいないが、どういうものか人からは好かれないのであった、母は好いてくれたが、父からは嫌われ、弟妹たちからは疎んじられた。そしてはなからは逃げられている。 もしこれが、はなとの不縁が平和の時代だったら、それを機会に太一は家を出ていただろう。ところが彼が望んでいた大都会では、身のおきどころのなくなった ...

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日本祭りに若者を呼び込むためのアイデア

 今年の県連日本祭りは来場者減の中、元々が赤字予想だったが、さらにひどくなるかも…。各県人会に聞いても昨年より販売額が少ないケースが多いよう。もちろん雨天の影響も大きいが、アニメ系イベントとの兼ね合いが、若者の出足を鈍らせた原因か。 前週に第21回コミックフェスタが同じ会場で行なわれ、19日まで二週末に渡りアニメフレンズも開催さ ...

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それいけ! 本門佛立宗

お坊さんのゆるキャラ!?

 宗教行事というと辛気臭く、若者もあまり寄り付かないイメージがある。ブラジルでは既存仏教はそのイメージのまま、新興(?)宗教は違った取り組みをしているように見える。そのせいもあり、布教の広がりは後者が数段上回る▼このたび、サンパウロ州タピライ市で(先月30日付け本紙で詳報)、佛立聖地の宝塔落慶式があった。暑いなか、本門佛立宗の信 ...

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