ホーム | 日系社会ニュース | 移住者子弟事業=高橋マルセロさんが帰国=和歌山で豊かな文化体験

移住者子弟事業=高橋マルセロさんが帰国=和歌山で豊かな文化体験

高橋マルセロさん

高橋マルセロさん

 和歌山県国際交流センターと同県中南米交流協会が実施する『中南米海外移住者子弟受入事業』で、サンパウロ市に住む高校生・高橋マルセロ建蔵さん(16、三世)が1月17日から2月7日まで訪日した。
 幼い頃から「家族のルーツは日本にある」と聞かされていたため、参加を希望した。7歳から日語学習にも積極的に臨み、現在は日本語能力試験N3を所持している。
 滞在中は県内観光のほか、和歌山大学などの教育機関でブラジルに関する発表会も行なった。「事前に準備していたものの、初めのうちは緊張した。でもブラジルの日系社会や文化を知ってもらえた」と相互理解を喜んだ。
 3家族の下でホームステイし、「食べ物や気候、文化の違いを体感し、アニメなども堪能できた」と大満足した様子。「一人で日本に行くことで大人になることが出来た。貴重な経験だった」と笑顔で振り返った。

image_print