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 13日に日本人感謝のミサを主催するレアンドロさんは、興味深い人間観察をしている。彼いわく「日本人と真面目なクリスチャンは、とてもよく似ている」のだそう。その理由として「ゴミを捨てない」「何度もありがとうと感謝する」「自分が悪いと思ったらすぐに謝る」などの類似点を指摘した。日本人にとっては当たり前なことでも、ブラジル人にとっては真面目に宗教を信じている人と同じくらい、際立って見えるらしい。灯台下暗し――ブラジル人から見たほうが、日本人の特殊性がよく分かるようだ。
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 「アヴァイーFC」の東城利哉選手の取材でチーム事務所に行くと、不思議なことに「SEIRI(整理)、SEITON(整頓)、SEISO(清掃)、SEIKETSU(清潔)、SHITSUKE(しつけ)」と「5つのS」の標語ステッカーがいたるところに貼ってあった。実際に事務所も選手のロッカーも整然としており、その効果のほどが伺われた。もう一つSを付け加えるなら「SHORI(勝利)」か。

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