このところの雨をもっても、カンタレイラ水系やアウト・チエテ水系の貯水率は16・4%(マイナス12・9%)と15・9%となかなか回復しない中、大サンパウロ市圏での水の消費が拡大とサンパウロ州水道公社が発表した。
12日付フォーリャ紙によると、8月の水の使用量が前年の平均使用量より少なかった消費者は80%で、7月の83%より減った。同公社によれば、使用量が平均使用量より20%以上少なくて料金割引の恩恵を受けた消費者も69%いたが、使用量が平均使用量より少なかった消費者の割合が減ったのは、同制度導入以来初めてだ。
一方、平均使用量を上回った消費者も20%おり、12%は平均使用量を上回ったせいで罰金の対象にもなった。罰金額は、平均使用量を上回ったのが20%未満の場合は浄水使用料の40%で、20%を超えた場合は、同100%が上乗せされる。
水危機に直面したサンパウロ州政府は、輪番制の給水制限導入回避策の一つとして、節水者への料金割引と過剰使用者への罰金制度を導入したが、8月は予想以上に気温が高く、水の使用量が増えたのだろうと推測している。
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