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グランパスの英雄を訪ねて

 コラム子の日本でのひいきチームは地元名古屋グランパス。そこで活躍したマギヌン選手の右サイドをドリブルで切り裂くプレーは今も強く印象に残っている。いわば英雄だった。
 彼は現在帰伯し、全国選手権3部のトンベンセに所属。その遠征先であるサンパウロ市ホテルにかつての〃英雄〃を訪ねたら、「移動は10時間の夜行バス」でホテルも実に庶民的なものだった。
 彼は「ブラジルサッカー界では君には分からない事が沢山起こっている。契約も代理人も完全に信用してはいけない」とのっけから渋い顔をし、「来年は上位チーム?」と水を向けても、「J2でもいいから日本の方が良い。お金だけの問題じゃない」と苦労人の表情を浮かべた。
 トンベンセは翌日ポルトゥゲーザに0―1で敗れ、日韓を渡り歩いたいぶし銀33歳ベテラン選手の今年の挑戦は早々と終わりを告げた。(規)

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