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2016年2月16日の記事一覧

軽業師竹沢万次の謎を追う=サーカスに見る日伯交流史=第5回=サンパウロ市に文化をもたらしたサーカス

日本人軽業師が公演した旧サンジョゼ劇場は、19世紀の聖市における文化の中心。焼失する前の貴重な写真

 前節でエスタード紙1886(明治19)年9月4日付の「コンパニア・ジャポネーザが、サンジョゼ劇場で様々な演目を行う」と紹介した。このサンジョゼ劇場は現在、存在しない。 ヴェージャSP電子版(vejasp.abril.com.br/materia/o-teatro-sao-jose)によれば、同劇場は1864年にラルゴ・サンゴン ...

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ジカ熱の水際対策を強化=成田空港など全国の検疫所

 【共同】中南米で流行が拡大し小頭症との関連が指摘されているジカ熱を「検疫感染症」に位置付ける検疫法の政省令が15日付で施行されたことを受け、成田空港など全国の空港や港湾にある検疫所が15日から、帰国・入国者への水際対策を強化した。 成田空港の第2旅客ターミナルではこの日、厚生労働省成田空港検疫所の職員がサーモグラフィーで、帰国 ...

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酒井清一さん=初七日法要

 9日に逝去したサンパウロ日伯援護協会元会長で、ピラチニンガ文化体育協会の現役会長だった酒井清一さんの初七日法要が、18日午後7時半からサンパウロ市のサンフランシスコ・デ・アシス教会(Rua Borges Lagoa, 1209, Vila Clementino)で執り行われる。

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大耳小耳

 群馬県の上毛新聞10日付け電子版によると、同県「ブラジル・タウン」として知られる大泉町の「2015年末時点の外国人住民国籍数は54カ国に上り、外国人流入のきっかけとなった1990年の改正入管難民法施行以降、最多となった」、また「最大勢力のブラジル人は、97年に外国人全体の8割近くを占めたが、徐々に割合が低下。近年は09年以降下 ...

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再び米国際誌が問題に!=カルテス大統領とタバコ密輸=パラグァイ 坂本邦雄

国際政治経済ジャーナル「Foreign Affairs」

 カルテス大統領は自身の国際イメージの向上に鋭意努めているが、その効果は余り芳しくない様だ。「カルテス」の名は国際誌のタバコ密輸に関する調査記事で、またもや槍玉に挙がった。 米外交問題評議会(CFR)が発行する国際政治経済ジャーナル「Foreign Affairs(フォーリン・アフェアーズ)」誌は、1920年代より種々の調査に基 ...

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「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(8)

 意外なことに、守屋の言葉は嘘ではなく、その女は20代半ば過ぎのラテン系の美人だった。肩まで伸びた栗色の髪、くっきりとした瞳、いつも微笑みを浮かべているような唇、外人にしては小柄で細身だが出るべきところが出た体、リカルドはその女のすべてに魅せられた。「パウリスタ(サンパウロの女の子)の魅力にはめられたんだ?」「アナは外見だけでな ...

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県人会でフェイスブック活用を

 「会の活動を引き継ぎたいが、若い人が集まらなくて・・・」。県人会で繰り返し耳にする言葉だ。打開策はないだろうか。 長崎や山口、岩手などの県人会はフェイスブックページで会員とつながっている。またアチバイアの花といちご祭りは、フェイスブックで1万5千人以上に情報配信し、去年も人集めに成功している。 この種のサイトは会員に催し物を告 ...

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移民史の基礎文献をポ語訳する意義

醍醐麻沙夫さんの「ブラジル移民文庫」サイト

 大学時代に担当教官に良く言われたのは、「専門家と云われるためには、最低100冊の関係書籍を読め」という言葉だった。当地で「日本移民史の研究者がいない」との嘆きを聞くたびに思うのは、「ポ語訳された日本移民史の基礎文献が100冊あるのか?」という疑問だった。文献がなければ、研究者になりたくてもなれない▼そもそも子孫が日系意識を持ち ...

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