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2016年2月23日の記事一覧

軽業師竹沢万次の謎を追う=サーカスに見る日伯交流史=第9回=チャリニ曲馬団同行説

チャリニ曲馬団、1874(明治7)年に日本公演した時のアジア横断巡業のルート(ロペス論文)

 万次がいつ、どうやって渡伯したのか――この謎を解くカギはどこにあるのか。鈴木南樹は「1870年頃」に来たと書くが、どうやって来たかに触れていない。今まで見てきた中で、考えられるのは次の三つだ。【サツマ座同行説】ウルグアイ、アルゼンチンで1873年に公演したサツマ座が、ブラジルで公演した広告は今のところ見つかっていない。でも、も ...

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低迷期に契機探る=部会長シンポ、25日

(左から)平田藤義事務局長、樹神総務委員長、大久保敦企画戦略委員長

 ブラジル日本商工会議所(村田俊典会頭)は25日午後1時から、『2016年上期業種別部会長シンポジウム』をサンパウロ市のインターコンチネンタルホテル(Alameda Santos, 1123, Jardim Paulista)で行なう。入場無料。閉会後の懇親会は一人70レで、24日までに申し込みが必要。 副題は「景気低迷期だから ...

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大耳小耳

 総合塗料メーカーの関西ペイントが、ブラジルで虫よけ塗料を販売するという。15日付け日本経済新聞が報じた。中南米で蚊の媒介により流行しているジカ熱への対策として、虫よけ機能のある塗料を今春(日本)にも販売するという。日本から大手殺虫剤メーカーはまだ進出していないようなので、成功すれば大きな味方に。リオ五輪を控える日本選手団だけで ...

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広島もサイト開設へ=総会で地方連携深める

親睦を深めた会員ら

 ブラジル広島文化センター(平崎靖之会長)が今月14日午前、サンパウロ市内の同センターで定期総会を行なった。会員家族約100人が出席した。 平崎会長は冒頭挨拶で「昨年から広島系企業家へ、会員となり積極的に運営にかかわるようすすめている。そうすることで新しい運営方針を見出し今後の発展につなぎたい」と報告した。 サンパウロ州奥地のア ...

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「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(12)

 アナは定時で仕事を終えてから、正社員以外にも開放されているスポーツジムやエアロビクススタジオに寄って汗をかいた。そうした施設の中は日本人ばかりで、外人が入りにくい雰囲気だったが、アナは、持ち前の積極性と少しはできる日本語を使って、日本人社会に溶け込む努力をした。 スポーツジムでシャワーを浴びたあとは、帰り道でスーパーに寄り、リ ...

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戦中の隠れた功労者・宮腰千葉太

宮腰陽子さん(88、東京都)

 「最近、輪湖俊午郎さんやドナ・マルガリーダに対する認識が高まってきてとても良いことだと思います。でも宮腰さんこそが戦争中の日本人救済にレールを引いた人。自分は政府関係者だったので表立って動けない。その代わりにドナ・マルガリーダや高橋勝さん(後のブラジル・トヨタ重役)、石原桂造さん(トキワ旅館経営)が動けるように裏から支援したん ...

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