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2016年6月22日の記事一覧

ペルー版「神の手」? いやいや、ただの手

 サッカーブラジル代表は、12日のペルー戦でハンド(手)のゴールを決められ、審判は気づかず有効となった。その結果、コッパ・アメリカで八強にも残れないという大屈辱を味わった。 ブラジルサッカー協会の動きは速かった。ドゥンガ監督を解任し、国内屈指の名将チッチに新監督就任を要請。敗退からそこまで、わずか48時間の出来事だった。 もしペ ...

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【2016年移民の日特集号】テメル大統領代行の今後占う=暫定政権発足から1カ月=低支持率でも経済回復堅持

10日に聖市パウリスタ大通りで行われたジウマ擁護派のデモ(Paulo Pinto/AGPT)

 5月12日にミシェル・テメル副大統領(民主運動党・PMDB)が大統領代行となり、全閣僚が揃わぬまま発足した暫定政権も、誕生から1カ月が過ぎた。ジウマ大統領の罷免審議継続が決まった事で発足した同政権は、本当にブラジルを変えられるのだろうか。議会運営は滑り出し順調 テメル氏率いる暫定政権は、閣僚任命の時点でPMDBが唱えていた政治 ...

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【2016年移民の日特集号】大統領罷免問題=これは〝クーデター〟なのか?=論説=ジウマ側が見ようとしない現実=失政に学ぶ姿勢が未来に繋がる

大統領府でのイベントのたびに「私はクーデターの被害者だ」を繰り返したジウマ氏(Foto: Lula Marques/Agência PT)

 ジウマ大統領の罷免問題は、ブラジルの中での「左翼」対「右翼」の対立としても国際的に話題を呼んだ。「これは、左翼政権に反感を持つ者たちのゴウペ(クーデター)なのだ」「1964年の軍事クーデターのときも状況は一緒だったのだ」と労働者党(PT)支持者の左派は叫んだ。だが、本紙でここ数年、伯字紙の翻訳に従事しながら、ジウマ大統領をはじ ...

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【2016年移民の日特集号】日系人が聖火トーチをデザイン=ブラジルの多様性を象徴させ=美しくて大胆な形を造型

ローミーさん(右)とグスタボさん

 政治が大混乱して経済も低迷する中、美しくて大胆なリオ五輪の聖火「シャーマ・オリンピカ(トーチ)」が現在、現在ブラジル全国を駆け回って、オリンピック機運を盛り上げている。これは、サンパウロ市のデザイン会社「シェレス&ハヤシデザイン」(Chelles e Hayashi Design、以下CHDと略)のハヤシ・ローミーさん(47、 ...

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【2016年移民の日特集号】ブラジルらしさ伝えるデザイン=日系三世が五輪マスコット作る=多人種、多文化の国を表現=コンペ参加の内幕を聞く

ルシアナさん、パウロさん

 リオ夏季五輪のマスコット、「ヴィニシウス」「トム」をデザインしたアニメ製作会社「バードスタジオ」は、日系人のエグチ・ルシアナさん(40、三世)、パウロ・ムペさんがサンパウロ市内で経営している。国内外で数々の受賞経歴を持ち、世界で最も創造性溢れるアニメーションスタジオの一つとして賞賛されている。そんなルシアナさんに、五輪マスコッ ...

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【2016年移民の日特集号】移民の日108周年に寄せて=在ブラジル特命全権大使 梅田邦夫

梅田邦夫在ブラジル特命全権大使

 「日本移民108周年」を心よりお喜び申し上げます。 ブラジルは世界有数の親日国ですが、その背景には、日本移民とその子孫の方々の百年以上にわたるブラジル社会への大きな貢献があります。昨年は、外交関係樹立120周年を記念し、各地の日系団体が中心になって、ブラジル全土で5百以上の行事が開催されました。 また、現在、熊本県人会は「熊本 ...

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【2016年移民の日特集号】「日本移民の日」を記念して=在サンパウロ日本国総領事 中前隆博

中前隆博在サンパウロ日本国総領事

 「日本移民の日」を迎えるにあたり、心からお慶び申し上げます。 昨年6月に着任以来、約一年に亘るサンパウロでの勤務のなかで、ブラジルと日本の間に存在する絆の深さ、ブラジル社会の日系人に対する深い信頼と敬意を強く感じています。ブラジルと日本の友好関係が長年維持されているのは、ひとえに日系社会の皆様方が得られた信頼と敬意によるものと ...

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