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2016年7月22日の記事一覧

焼きそば収益1万レアル=ニッケイパラセが熊本へ

田呂丸会長(右)に寄付金を手渡した池崎社長

 サンパウロ市東洋街のニッケイパラセホテルが先月に開いた慈善焼きそば会で、収益1万1339・67レアルが熊本県人会に寄付された。熊本地震の復興支援のため、熊本出身の池崎博文社長がイベントを企画。当日はビンゴつきの食券50レを求め、約400人が訪れた。 同ホテルで6日、贈呈が行なわれた。「告知も準備も時間がない中、大勢の方が来てく ...

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チェスの汎米大会出場へ=三世12歳の高野諒くん

過去に獲得したトロフィーを持つ高野諒くん

 南米アメリカ大陸の国々から代表選手が参加するチェスの大会『パンアメリカン青少年チェスフェスティバル』が24~31日、ウルグアイのモンテビデオ市で開催される。12歳の部に出場する日系三世、高野諒ニコラスくんが来社し、意気込みを語った。 ニコラスくんは4月に行われた「こども全伯大会(FENAC)」の12歳部門で3位に入賞。またサン ...

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ピンドラーマ

 コジロー出版社のブラジル情報誌「ピンドラーマ」7月号が発刊された。各国移民レポート・ラトビア編、大地学院訪問記、摩訶不思議なブラジル経済、ブラジル社会レポートほか恒例のサッカー、グルメ、イベント情報を掲載。 日系書店、日本食店などで配布中。 問い合わせは同出版社(11・3277・4121)まで。

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大耳小耳

 『岩手日報』7月21日付国際面の「海外県人会だより」コーナーでは、県連日本祭りの岩手県人会食ブースの奮闘ぶりが、千田曠曉会長によって次のように報告された。《岩手県人会は、長年出品している岩手産ワカメを使用した「三陸わかめうどん」が目玉。わかめソバ、コロッケ弁当、コロッケ(ブラジル特産のキャッサバを使用)、ギョーザの5品目でほと ...

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日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(32)

 パウリスタ鉄道の列車はリオからの電車サンタクルス号のように快適な旅が楽しめる代物ではなかった。一等車だけが快適につくられていたが、一両か多くても2両の車両しかなかった。ほとんどの車両は木製で、道中あまり揺れなくても、自然と首や肩が痛くなるのだった。 兵譽はジュリオ・プレステス駅まで歩いて行くことにした。映画館、レストラン、床屋 ...

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自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(41)

 その頃、再三、岐阜市を訪問していた千年君。そのついでに大阪の企業のお膳立てで、ブラジルからの「出稼ぎについて」と題した講演会に招待された。そこで出稼ぎ事情をお話したが、その席に彼の支店長さんが出席していたようで有った。そんなことを書いたメモが、現金五万円と共に例の封筒に入っていた。つまり大東なる建設会社は、数年前からブラジルに ...

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「移民柔道ここにあり」

 サンパウロ州サンジョゼ・ドス・カンポス市は〃柔道の聖地〃かもしれない。というと言い過ぎだが、強豪地域であることは間違いない。2大会連続で五輪選手を輩出しているからだ。 過去にこの地で指導した恩村ルイスによって強くなったと聞いて、なるほどと思った。彼は石井千秋さん以来となる柔道界の五輪メダル第2号で、篠原正夫元代表監督の愛弟子で ...

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ニッケイ歌壇(517)=上妻博彦 選

サンパウロ  梅崎嘉明

自動車の自爆テロのたゆるなく中東の和平いつの日にくる
戦いの熄むなき国の難民は行方も知らずあわれさまよう
国のためその身ささぐはよけれども残りし民の苦衷はつきず
国のため生命捨つれば天国で美せを得るとかイスラム伝説
かつての日日本の兵士も国のため生命ささぐを神とたたえし

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ニッケイ俳壇(898)=星野瞳 選

アリアンサ  新津稚鴎

土手すべり落ちしは太き穴まどい
棉摘み賃ピンガ呑むなと払いやる
曳いて来し蜘蛛置いて穴掘る地蜂
蟇を呑む蛇の口元蠅たかり
露寒し削がれし耳の又疼く
木菟鳴くや酒気なければ物不言ず

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