ホーム | コラム | オーリャ! | 巨大プールは危険がいっぱい

巨大プールは危険がいっぱい

 昨年末、サンパウロ市より北西に車で1時間、イトゥペヴァ市のプール遊園地に行く機会があった。波の出るプール、巨大な滑り台等、真夏のクリスマスを思い思いに楽しむ姿があった。
 でも安全対策に心もとない箇所が散見された。特に巨大滑り台に登る階段の柵が低いのに肝を冷やした。日本なら下に保護網が張られているのが普通だが、友人はお構い無しに嬉々として階段を登っていく。心配するどころか「日本ではこんなことある?」とグラつく階段のステップをわざと揺らして笑っている。
 頻発する「思いがけない事故」は、すでに誰かが危険だと気付いていた可能性が高い。楽観的過ぎるのか、「自分の仕事じゃない」と状況を放置しているうちに運の悪い人が事故に遭っているのではないか。
 「陽気でお祭り騒ぎが得意」なこの国に、あと少しの慎重さと公共心があれば――。(規)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 日本宗教がディズニー監督の心の支え2017年5月23日 日本宗教がディズニー監督の心の支え  ブラジル人初のディズニーアニメ映画監督となった松田レオナルドさんとの取材後、「もしも書きたければ、私が創価学会で仏教を学んでいることを記事に加えても大丈夫です」と松田さんからメールが入った。  調べてみると同学会のニュースサイト「SEIKYO Online」に3月27日付け […]
  • コラム オーリャ!2004年12月28日 コラム オーリャ!  一年の終わりにこんな結末が用意されていたとは誰が想像しただろう。スマトラ沖地震のニュースは世間のクリスマス明けの穏やかな気分を一転させ、地震被害の悲惨さを改めて認識させた。 […]
  • ブラジルに怒り魅せられた旅2019年11月20日 ブラジルに怒り魅せられた旅  14日夜、翌日からの連休を利用し、旅行しようとサンパウロ市のチエテ・バスターミナルへ向かった。友人から「ターミナル近くの歩道橋が崩落し、大渋滞になっている」と知らせがあり、コラム子はメトロを使ってターミナルに移動した。  歩道橋崩落の影響でバスは発車予定時刻になっても来ない […]
  • いつから文協大講堂が「大聖堂」に?!2019年10月10日 いつから文協大講堂が「大聖堂」に?!  日本の演歌歌手・北山たけしが4日にサンパウロ市の日伯友好病院を訪問し、イペーを植樹した。1984年に北島三郎も同病院敷地内にイペーと桜の植樹を行ったこともあってか、日本のスポーツ新聞サイトでも報じられた。  だがそれらの記事をみると、6日に開催された「移民111周年記念スペ […]
  • 日本にはない「祭りダンス」2019年9月10日 日本にはない「祭りダンス」  先日、北パラナの日系イベントで盆踊りを目にした。参加者は月とちょうちんに照らされ、やぐらの太鼓奏者を囲み、歌謡曲などに合わせゆったりと踊っていた。若者や非日系人も多く、「これが日本文化継承の姿か」とぼんやり眺めていた。  数曲の歌謡曲が終わり、盆踊りも閉幕かという頃、突然1 […]