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県人会がピラルクー夕食会=ランショの熊本支援、延長へ

義援金キャンペーンの横断幕を背に記念撮影する参加者

義援金キャンペーンの横断幕を背に記念撮影する参加者

 熊本地震の被災地支援のため、団体客による一部収益を寄付しているサンパウロ市の川魚料理専門店ランショ・ダ・トライーラ(Rua Machado de Assis, 556, Vila Mariana)。オーナーの坂口功治さん(67、福岡)が熊本県人会に利用を呼びかけ、先月25日夜には関係者向けの食事会が開かれた。
 義援金集めのため約30人が参集した。野村アウレリオサンパウロ市議、文協役員の山下譲二、リジア夫妻と松尾治さん、熊本出身の池崎商会社長、池崎博文さんも訪れ、ピラルクーの濃厚な味わいを堪能しつつ懇親を深めた。
 先祖が熊本県下益城郡出身という坂口さんが考案し、5月中は16~20人の団体利用時に、売り上げの3割を同県人会に寄付するというキャンペーンを展開している。
 これまでに5回ほど団体利用があり、今月には中前隆博在聖総領事ら約60人が来店するという。坂口さんは「少しでも被災地の役に立てれば」と語り、先月末まで期限を1カ月延長する見通しだ。
 参席した熊本県人会の清原健児副会長も、「思いがけないところからこうした支援活動があった、本当に感謝している。一刻も早く集められた義援金が被災地に届くように尽力したい」と意気込んだ。
 キャンペーンに関わる予約、問い合わせは同店(11・5571・3051)まで。

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