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ケイコ氏優勢、終盤へ=ペルー大統領選まで3日間

 【リオデジャネイロ共同】6月5日のペルー大統領選決選投票まで3日間。世論調査では、アルベルト・フジモリ元大統領(77)の長女ケイコ・フジモリ氏(41)がクチンスキ元首相(77)をリードしており、日系人の大統領が再び誕生する可能性が高まっている。
 ケイコ氏は前回2011年の大統領選決選投票でウマラ現大統領に敗れた。強権的な政治手法を批判され、人権侵害事件などで禁錮25年の刑に服する元大統領の負のイメージを拭えなかった。今回の選挙戦では父親の誤りを繰り返さないと強調して支持を拡大しており、当選すればペルー初の女性大統領になる。
 調査会社各社は選挙戦終盤、有権者の動向を把握するため、誰に投票したかを調査員に明かす必要がない「模擬投票」を実施。26日公表の結果では、無効票などを除きケイコ氏が54・2%の支持を獲得。クチンスキ氏は45・8%だった。27日の別の模擬投票でもケイコ氏が52・9%、クチンスキ氏が47・1%だった。
 ケイコ氏は「クチンスキ氏の公約は大企業の利益を守るためのものだ」と攻撃。クチンスキ氏は「刑務所にいる者の娘を選んだらペルーのイメージはどうなるだろう」と元大統領をやり玉に挙げ、支持獲得に躍起になっている。

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