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生長の家=西山ラ米教化総長が初演説=全国大会に2千人が参集

日系信者を中心に約2千人が参加した

日系信者を中心に約2千人が参加した

 生長の家ブラジル伝道本部(寺前継雄理事長)は4日、『第30回全国大会』をアニェンビー国際会議場で開催した。全伯33支部から2千95人が参加し、大会テーマ「結―世界平和実現への道」の下、教理への理解を深め、信者同士の結束を固めた。
 午前7時半、式次第は生長の家の経典『甘露の法雨』の読誦から始まった。ビデオ鑑賞、太鼓演奏などを経て午前9時に開会式へと移った。来賓席には生長の家幹部のほか、羽藤ジョージ州議、野村アウレリオ市議、文協の桂川富夫会長補佐らが並んだ。
 開会挨拶では、1日にラ米教化総長に就任したばかりの西山文雄本部講師(64、二世)が登壇し、「教えの理解を深めるためだけでなく、日本側との連携を取りやすくするためにも、日本語での活動は非常に重要」「神、自然、人間は本来一体であるという谷口総裁の言葉を念頭に置いて、活動にまい進して欲しい」と所信を述べ、信者らを激励した。

開会挨拶を述べる西山ラ米教化総長

開会挨拶を述べる西山ラ米教化総長

 その後は、聖歌斉唱、横山寿彰講師による講話、米窪アウレア伝道員による体験談発表、子供会によるダンスの発表、寺前理事長による講話が行われた。寺前理事長が講話中に「私たちの運動は愛の運動。多くの人々に伝えなければなりません」と会場へ呼びかけると、賛意を示す大きな拍手が広がった。
 昼休憩を挟み、午後からは女性信者らで構成する白鳩会の踊りの披露、宮裏準治ラ米副教化総長による講話などが行われた。宮裏氏は「世界平和実現への道」をテーマに、生長の家が近年重要視する自然保護活動の宗教的な意義ついて説いた。
 午後4時ごろの大会終盤には、参加者全員で世界平和への祈りを捧げ、同教の聖歌「使命行進曲」を合唱し閉会した。
 参加した最高齢信者の福田進さん(98、山口)は「大会に参加するたび、第二の祖国であるブラジルに、生長の家の教えを通じて、貢献しようという気持ちが新たになる」と語った。
 ブラジリア支部からは、総勢53人が参加し、同支部の日本語教化支部長、佐藤正治さん(77、二世)は「毎年参加しているが、入信間もない信者に、生長の家の大きさと信者同士の連帯感の強さを感じてもらうのに大会は最適。次回も新規参加者を連れて参加したい」と、活動への意欲を高めた。