明日30日、統一地方選挙の決選投票が全国55市で行われる。いつもならサンパウロ市も決選投票があるのが普通だが、今年はジョアン・ドリア氏が一次投票で圧勝したため、この投票制度が出来て以来はじめて、決戦投表がない。とはいえ、サンパウロ州全体で見ると、グアルーリョス、オザスコ、サントアンドレ、サンベルナルド・ド・カンポなど、産業規模や人口で見ても重要な市でも市長が未決で、全14市で決選投票が行われる。これらの都市で果たしてどういう結果が出るか。全国的に最大注目のリオデジャネイロをはじめ、州都18市でどのような政治勢力になるかも、これからのブラジル政治を見る上で気になるところだ。
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その決選投票の実施を受け、30日はサッカーの全国選手権も、2日の一次投票のときと同様に試合を行わない。試合のほとんどは今日29日に開催される。注目は、首位パルメイラスがサントスと敵地で戦うクラシコ(伝統カード)か。あと、コリンチャンスは本拠地イタケラでシャペコエンセとの一戦を行う。サンパウロはこの日は試合がなく、翌31日に、ミナス・ジェライス州でアメリカMGとの試合を行う。
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統一地方選が終わると、今度は11月8日に米国大統領選がある。違う国だが、全世界に影響力がある国なので無関心でもいられない。今日29日にはサンパウロ市のパウリスタ大通りで、物議を醸す共和党候補のドナルド・トランプ氏支持派と反対派、双方のデモが行われるとか。ブラジルでもジウマ氏の大統領罷免以来、嫌左翼傾向が強まっているだけに、政治潮流上、気になる流れではある。
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