ホーム | コラム | オーリャ! | 医学の「日本方式」で貢献

医学の「日本方式」で貢献

 今年で創立10周年を迎えた援協傘下の自閉症児療育学級PIPA。特別養護学級がなく、薬による治療が一般的とされる当地において、日常生活療療法を導入したことが高く評価されている。
 伯国では人口の1%が自閉症と推定され行政が対応に苦慮するなか、その社会的意義は大きい。なんでも連邦政府の厚生大臣まで話が上がっているといい、今後の事業拡大が期待される。
 生活療法を編み出したのは、教育者として名高い北原キヨさん。幼稚園を開園するなか、入園を断られた障害児を預かったのが出会いだった。自閉症の子を昼夜問わず積極的に預かり、母親のように抱いて寝たこともあるという。
 そんな母親の愛情と教育者の情熱で、体験的に生み出された療法。そんな指導を受けた学級の卒業生らは、日伯友好病院でいきいきと働いているとか。医学の「日本方式」で、さらに社会貢献して欲しいところだ。(航)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 日本宗教がディズニー監督の心の支え2017年5月23日 日本宗教がディズニー監督の心の支え  ブラジル人初のディズニーアニメ映画監督となった松田レオナルドさんとの取材後、「もしも書きたければ、私が創価学会で仏教を学んでいることを記事に加えても大丈夫です」と松田さんからメールが入った。  調べてみると同学会のニュースサイト「SEIKYO Online」に3月27日付け […]
  • コラム オーリャ!2004年12月28日 コラム オーリャ!  一年の終わりにこんな結末が用意されていたとは誰が想像しただろう。スマトラ沖地震のニュースは世間のクリスマス明けの穏やかな気分を一転させ、地震被害の悲惨さを改めて認識させた。 […]
  • ブラジルに怒り魅せられた旅2019年11月20日 ブラジルに怒り魅せられた旅  14日夜、翌日からの連休を利用し、旅行しようとサンパウロ市のチエテ・バスターミナルへ向かった。友人から「ターミナル近くの歩道橋が崩落し、大渋滞になっている」と知らせがあり、コラム子はメトロを使ってターミナルに移動した。  歩道橋崩落の影響でバスは発車予定時刻になっても来ない […]
  • いつから文協大講堂が「大聖堂」に?!2019年10月10日 いつから文協大講堂が「大聖堂」に?!  日本の演歌歌手・北山たけしが4日に聖市の日伯友好病院を訪問し、イペーを植樹した。1984年に北島三郎も同病院敷地内にイペーと桜の植樹を行ったこともあってか、日本のスポーツ新聞サイトでも報じられた。  だがそれらの記事をみると、6日に開催された「移民111周年記念スペシャルコ […]
  • 日本にはない「祭りダンス」2019年9月10日 日本にはない「祭りダンス」  先日、北パラナの日系イベントで盆踊りを目にした。参加者は月とちょうちんに照らされ、やぐらの太鼓奏者を囲み、歌謡曲などに合わせゆったりと踊っていた。若者や非日系人も多く、「これが日本文化継承の姿か」とぼんやり眺めていた。  数曲の歌謡曲が終わり、盆踊りも閉幕かという頃、突然1 […]