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2017年8月26日の記事一覧

9年目迎えた『カエル・プロジェクト』=帰伯デカセギ子弟を支えて=(上)=「日伯両側から問題解決を」

事務所にて中川さん(中央)とプロジェクトスタッフ

 2008年に始まった『カエル・プロジェクト』は今年で9年目を迎えた。サンパウロ州教育局と「ブラジル三井物産基金」の支援を受け、日本から帰国したブラジル人デカセギ子弟の社会適応を助けることを目的に、カウンセリングやポルトガル語の授業などを行なう。代表の中川郷子さん(60、東京都)に教育問題の現状や活動の経緯を取材した。  「日本 ...

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「日本人の心の歌」大盛況=歌手エンジュの両親も応援に=レコード大賞新人賞を狙う!

思い出の歌が披露された舞台

 第17回「日本人の心の歌」憩の園支援チャリティショー(重田エウゾ実行委員長)が20日、文協大講堂で開催され、満員となる1200人が詰めかけた。テーマは「歌で綴る忘れえぬ昭和」で、フレンズ楽団の生演奏に合わせて73曲が次々に披露された。  午前10時に「軍艦マーチ」で賑やかに開幕し、「荒城の月」「戦友」「同期の桜」などが次々に歌 ...

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ブラジル人研究者、調査協力求める=戦時中サンパウロ市で生活していた人

協力を呼びかけるモニカさん

 フランスの国立社会科学系大学「社会科学高等研究院」(EHESS)のモニカ・ライサ・シュプン教授(ブラジル人)が、「戦争中のサンパウロ市における日本移民迫害」を調査するために今月始めから滞在し、戦時中にサンパウロ市に住んでいた日本移民、日系人を探し、当時の体験談を集めている。  1941年7、8月にヴァルガス独裁政権によって日本 ...

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オールドボーイ野球大会=75歳以上が参加「生涯野球」

 シニア選手のための『第4回オールドボーイ野球大会(75歳の部)』が27日午前8時から、サンパウロ市ボンレチーロ球場(Av. Presidenete Castelo Branco, 5446)で開催される。  参加費は25レアル(朝食と飲み物付き、婦人は無料)で昼食は一品持ち寄り。新軟球、一般ルールを採用し当日チームを編成する。 ...

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大耳小耳

 日伯協会(三野哲治理事長、兵庫県神戸市)の会報『ブラジル』976号(12頁)が7月末に刊行された。木村元総領事の「クリチバ雑感」によれば《クリチバ市民は非常に保守的で、企業が新商品を売り出すときには、まずクリチバで試すそうです。ここで売れれば、ブラジル全土でまず間違いなし》という土地柄とか。神戸の名所「海外移住と文化の交流セン ...

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「花のサーカス」で魅了=アルジャー花祭り、開幕=華やかに来月3日まで

注目を集めた花の展示

 汎ズットラ花卉生産者協会(AFLORD、蒔田勉会長)主催による『第26回アルジャー花祭り』が、同市内のアフロード展示会場(Av. PL do Brasil, km 4,5, Fazenda Velha, Aruja)で19日に開幕した。  「花の美しさとサーカスの陽気さが織り成す世界に来場客も魅了されることだろう」―。同日午前 ...

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社会に生涯捧げた宮坂さん=慰霊ミサに200人余参集=「ブラジル農業を変えた25人」の一人

父が残した人生訓を紹介する宮坂リンコンさん

 7月25日に亡くなった宮坂四郎さんの遺族が20日、慰霊ミサをサンパウロ市の宮城県人会館で行い、200人以上が参列し、会場はいっぱいになった。舞台には故人の遺影が置かれ、花が飾られた。  最初に故人を回想する40分のビデオが上映された。1924年に北海道で生まれ、8歳で渡伯。1951年にUSP農学部を卒業して大学院に進み、日本人 ...

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334人出場で盛大に=サンカエターノ・カラオケ大会

大会の様子(提供写真)

   サンカエターノ・カラオケ会(寺田専登(せんと)会長)は、同市の公式文化行事の一環として『第29回サン・カエターノ』を7月30日、南サン・カエターノ総合大学内講堂で開催した。  例年、全伯カラオケ大会(ブラジレイロン)の前に開催される同大会。だが、会場の日程が合わず、大会後に行われることとなったため、主催者側には懸 ...

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わが移民人生=おしどり米寿を迎えて=山城 勇=(47)

 移住青年隊の後続部隊が輩出しないのも、ここに一因あるのではないか。そして、対策の道も開けることができるのではないか、と胸に込み上げてくるものがあった。  私は、報告活動を終えるに当たって、沖縄産業開発青年協会、移住事業団、移住課の特別なお世話と御指導にたいし深く感謝の意を表し、厚く御礼申し上げた。  そして、政務と本土復帰の態 ...

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デカセギ子弟と同じ経験もつ中川さん

 『カエル・プロジェクト』代表の中川郷子さんは1957年、中国人の父と日本人の母の間に生まれ、生後5カ月でブラジルに渡った。  公立小学校に入学するが、ポ語が話せず教師から難聴を疑われ、特別支援クラスに入れられた。母親はそのことを学校から知らされず、入学から3カ月経っても娘がノートに何も書いてないと学校に相談。初めて娘が特別支援 ...

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