ホーム | 2017 | 11月 | 25 (ページ 2)

2017年11月25日の記事一覧

■訃報■森口イグナシオ忠義さん

 ブラジル日本移民史料館の現運営委員長で、サンパウロ日伯援護協会の元会長の森口イグナシオ忠義さんが24日未明、サンタクルス病院で亡くなった。享年83。  森口さんは1935年2月1日、サンパウロ州サントス市生まれ。43年、海岸部の枢軸国人に対する二十四時間以内の強制立ち退き令を受け、一家はバストス市に移り住んだ。  その後、サン ...

続きを読む »

「子供たちのサーカス」=PIPA発表会、25日

 サンパウロ日伯援護協会傘下の自閉症児療育学級PIPA(輪島リカルド施設長)は、『第13回発表会』を25日午前10時から、サンパウロ市文協大講堂(Rua Sao Joaquim, 381)で開催する。  今年のテーマは、「PIPALEGRIA O circo das criancas da PIPA(子供たちのサーカス)」。5か ...

続きを読む »

シーロ先生追悼ピアノ発表会

 26日に開催が予定されているシーロ音楽教室によるピアノ発表会は、8日に指導者のシーロ・ゴンサルベス・ディアス・ジュニオールさんが肺炎で亡くなったため、「シーロ先生の追悼ピアノ発表会」として開催する。日時・場所は変わらず、午後3時からエスパッソ・カシュエラ(Rua Monte Alegre, 1094, Predizes)で行わ ...

続きを読む »

大耳小耳

 文学小冊子『Fronteira』5号が11月に刊行され、全54頁が「松井太郎追悼集」になっている。小野寺郁子さん、伊那宏さんの追悼文に加え、京都の国際日本文化研究センターの細川周平教授が毎日新聞に掲載した松井さんに関する評論、その細川さんと西成彦立命館大学教授によるブラジル文学座談会(文芸誌『すばる』2008年8月号)記事など ...

続きを読む »

突然の停電、あふれる気魄

奇しくも停電により、一番の見せ場となった

 「30年間、吟剣詩舞をやってきたなかで、こんなことは初めてだった」――。第32回祥こう流吟剣詩舞道大会。午前中の公演が山場にさしかかり、折しも森下祥星理事長(本名=和代、77、熊本県)が舞台を舞う最中、突然ブレーカーが落ちた。一瞬にして会場全体が漆黒の闇に包まれた▼若手ブラジル人による鬼気迫る剣舞の直後とあって、食い入るように ...

続きを読む »

県連代表者会議を開催=日本祭り、ギネスは断念

川合会長によりJICAの研修制度についての説明がなされた

 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の10月度代表者会議が先月26日、サンパウロ市文協ビル内の県連会議室で行わた。  川合副会長から、県連が来年の日本祭りでの取得を目指していたギネスについて、審査の結果、要件を満たさないために登録できないことが報告された。  また、JICAの研修制度について案内を行なった。川合会長は ...

続きを読む »

県連故郷巡り ブラジル/ポルトガル/日本=不思議な〃三角関係〃=第27回=三国の様々な歴史的な絆

サンパウロに帰りついて、ほっとした表情の下本夫妻

 大武はブラジルでポ語を習得して帰朝。《その後、二十数年間引き続いて在本邦ブラジル公使館(今は大使館)に通訳官として勤務し、その寸暇を割いて有志者にポルトガル語を享受し、我が国最初の葡和辞典と和葡辞典を編纂出版した~》(332頁)。大武は1895年の日伯修好通商条約締結の裏方として活躍した。その条約により、正式に日伯の国交が開か ...

続きを読む »

回想=渡満、終戦、そして引き揚げ=浜田米伊=(10)

 コーヒーの木が小さい時は間作といって、その間、色々な雑穀を植えるのです。米は中へ4通り、フェジョン、大豆、ミーリョ(とうもろこし)と色々な種を蒔きました。どこの家もポルコは太らせて売りますから、ミーリョが一番必要なものです。米の収穫などで、倉庫も建てました。  私の家は主にコーヒーの種類はムンドノーボ、ボルボン、スマトラという ...

続きを読む »