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《ブラジル》私立大学の学生数が減少=16年の総数は605万人に

 ブラジル教育省が8月31日、2016年の私立大学の学生総数は605万人で、前年より1万6500人減ったと発表した。1日付現地紙によれば、私立大学の学生数が減少したのは1991年に次ぐ、2度目の出来事だという。
 ブラジルの私立大学は高等教育機関に在籍する学生の75・3%を擁しており、16年も214万人が入学したが、この数は15年より4%少ない。入学者数は14年から減り始めており、3年間で10・1%減っている。
 専門家は、14年以降の新入生減少は、学生融資金(Fies)を受けられる学生の数が減った事が原因としているが、メンドンサ・フィーリョ教育相は不景気が原因だと見ている。
 教育省によると、16年の場合、公立校生も含む学生総数は、805万人で、前年の803万人より0・2%増えた。この増加率は、1992年以降で最低だった。ただし、公立大学の学生数は199万人で、前年より1・9%増えた。
 しかし、新入生数は、公立校でも前年比4800人(0・9%)少ない52万9500人で、その増加率は、学生総数が153万人のみだった1995年以降で最悪だったという。1992年から2015年にかけての新入生の数は、年平均で7・5%増えていた。
 ブラジルでは、18歳から24歳で大学に在籍する人を、同年齢の人口の33%にする事を目標にしているが、15年の場合、この割合は18・1%に過ぎなかった。

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