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ホンダ=新工場を19年に稼動開始=スマレから車体組立ライン移転

 ホンダサウスアメリカ社は4日、稼動開始を延期していた聖州イチラピーナ市の新工場を、19年第1四半期から稼動すると発表した。これは四輪車事業の基盤強化を念頭に、生産体制の再編を目的としたものだ。
 13年に新工場建設計画が発表された当初は、ブラジル国内の自動車販売台数が前年に過去最高の約380万台を突破。スマレ工場の生産能力が限度に達し、新工場建設により生産能力を倍増する計画だった。
 ところが、経済低迷によって13年以降、四輪市場は縮小の一途を辿り、16年には約205万台になった。17年には約224万台と緩やかな回復基調に入ったこともあり、将来的な市場規模拡大を踏まえ、延期していた新工場稼動を開始する運びとなった。
 これによって、新工場でのより高効率かつ環境負荷の少ない生産の実現が期待される。また、当初計画から大幅に修正し、スマレ工場の完成車組立ラインは閉鎖、パワートレーン生産を中心とした役割に移行される。
 新工場では19年1月にフィットからはじめ、21年迄に全車種の移管を完了させる見通し。生産能力はスマレ工場と同等の年間12万台。
 オ・エスタード紙4日付けによれば「より回復が早く見込まれるのは安価なモデルで、同社の事業領域ではない」という。だが同社のミゾグチ・イサオ社長は同紙のインタビューで、「高級車や実用車といった我々の事業分野も回復してゆくが、自動車市場全体よりも鈍いものとなりそうだ」と見通している。

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