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《ブラジル》「2年以内に子供が欲しい」は19%=女性の社会進出や経済的要因が原因

Ibopeの調査では、子供を産みづらくなっているブラジル社会の様子が明らかになった(参考画像・Marcelo Camargo/Arquivo Agência Brasil)

Ibopeの調査では、子供を産みづらくなっているブラジル社会の様子が明らかになった(参考画像・Marcelo Camargo/Arquivo Agência Brasil)

 ブラジル世論調査・統計機関(Ibope)発表の調査結果によると、今後2年間で子供を持ちたいブラジル人は、全体の19%しかいない事がわかった。
 また、19%のうち2%は、「養子を貰うことで、子供を持ちたい」と考えていた。この調査は、3月15~18日にブラジル全土143市に住む16歳以上の人々1491人を対象に行われ、79%は2年以内に子供を持つつもりはないとし、2%は分からないと答えた。
 ミナス州連邦大学経済学部長で人口統計学者のパウラ・リベイロ氏は、「ブラジル社会は、『女性の労働市場への参加の高まり』と、『高学歴化』により、出産を遅らせる傾向が出てきている」としている。
 リベイラ氏は、「時間的側面と、『何人欲しいか』という側面がある。もし私が若い時に1人産んでいて、もう1人欲しい場合、その時間はあるかもしれない。でも、40歳までキャリアを積み重ねる事を優先してきた人が子供が欲しいと思っても、その時には遅いかもしれない」と語り、ブラジルは、女性がキャリアをつみながら、出産もできる環境が整っていないとしている。
 彼女は、ブラジルは子供を産み、育てる事は費用がかかるとし、おなじ女性でも、社会レベル、経済レベルの低い女性は、生活の質をよりよく保つために、多くの子供を持つ事を諦める傾向にあるとした。
 ブラジルは国土が広く、地域ごとに経済的状況や道徳観念も違いがある。
 子供を持つことにもっとも積極的な地域は北東部で、19%が血のつながった子供が欲しいとする一方で、3%が養子を受け入れたいと答えた。2年以内に子供を持つ気はないとしたのは76%で、分からないが2%だった。
 南部は血のつながった子が欲しいとしたのは11%で、87%が、2年以内に子供を持つ気はないと答えた。
 南東部では18%が血のつながった子供が欲しいと答え、2%は養子が欲しいと答えた。ただし、77%は2年以内に子供を持つ気はなく、分からないも3%いた。
 北部と中西部では、血のつながった子供が欲しいとしたのは16%で、養子が欲しいは1%、82%が子供を持つ気はないで、1%が分からないだった。
 ブラジルでは帝王切開への抵抗が少なく、むしろ積極的に望む風潮がある。自然分娩を望んでいる人は76%で、自宅での出産を望んでいる人も3%いた。一方、「帝王切開でないと母体や胎児が危険というわけでなくても、帝王切開がよい」と答えた人の割合は20%だった。「所得が最も高い層の人々が帝王切開を希望している。それは、彼らが出産担当医師を選びたいからだ」とリベイロ氏は述べた。(24日付アジェンシア・ブラジルより)

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