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ブラジル人医学生殺害事件=ニカラグア政府が虚偽発表=不都合な真実を隠蔽か

 【既報関連】ブラジル人医学生のライネイア・リマさん(31)が23日にニカラグアで民兵に射殺された件に関し、同国政府が詳細を隠蔽している疑いが生じている。26日付現地紙が報じている。
 ブラジル外務省とニカラグアの人権団体は、ニカラグア政府にライネイアさん殺害に関する詳細報告を求めたが、そこで得られた情報は不明瞭で、実際に起きたことと異なっているという。
 リマさんが学んでいた大学の学長は、リマさんは警察病院での当直の帰りに車を運転中、体制側の人物の警護をしている覆面民兵が信号で行っていた検問で停止せず、機銃掃射を受けたという。それを裏付けるように、現場の近隣住民は匿名を条件に、23日午後11時頃、10発近い銃声を聞いたと証言している。
 だが、ニカラグアの警察は事件直後、リマさんは民間の警備員に誤って殺されたと発表した。同国では警備員が武装することが禁じられている上に、銃弾の種類や何発撃たれたなどに関しては一切説明がなく、関係者はいぶかっている。
 外務省や人権団体は、ダニエル・オルテガ大統領の政党関係者の警備に当たり、現場付近を統括している民兵が絡んだ事件であるため、同国政府が不都合な真実をもみけしたのではないかとの疑いを抱いている。
 なお、リマさんの出身地であるペルナンブッコ州政府は25日、遺体の引取りと葬儀の費用を負担する用意があるとの意思表示を行った。

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