18日、フランスで開催中のサッカー女子W杯で、ブラジル代表はイタリアに1―0で勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。一方、男子代表は、自国開催のコパ・アメリカでのベネズエラ戦を、再三ゴールを取り消された末に、0―0で引き分けた。19日付現地紙が報じている。
グループCをここまで1勝1敗で来ていた女子代表はこの日、2戦2勝のイタリアと対戦した。
試合は前半から両チームが積極的に攻め、好守で守りきるという緊迫した展開で進んでいた。
試合が動いたのは後半29分だった。相手ペナルティ・エリア内でデブリーニャが相手ディフェンダーに倒されたため、ブラジルがPKのチャンスを得た。
これをエースのマルタが落ち着いて決め、1点を獲得。これを最後まで守りきったブラジル女子代表が1―0で勝利した。
この結果、グループCはイタリア、オーストラリア、ブラジルの3チームが勝ち点6で並んだが、得失点差でイタリアが、得点数でオーストラリアが上回り、ブラジルは3位になった。
だが、今大会はA~Fの六つのグループの3位チームのうち、成績内容の良い4チームまでが決勝トーナメントに進むことができる。18日の時点でブラジル女子は3位チームで2位以上が決まったため、決勝トーナメント進出が決まった。
一方、バイア州サルバドールで行われたコパ・アメリカの2戦目で、男子代表はベネズエラと対戦した。
試合は、ボール支配率69%と攻めるブラジルをベネズエラが堅守で防ぐ展開が続いたが、前半37分にフィルミーノがシュートを決めたかに見えた。だが、その直前にファウルを犯したとして、このゴールが認められなかった。
また、後半11分にはガブリエル・ジェズス、同41分にはコウチーニョがシュートを決め、いずれも最初は認められた。だが、2本ともVAR判定でゴールが取り消され、0―0で引き分けた。
ベネズエラは15日のペルー戦でも、VARで2失点分が取り消されて、命拾いをしている。