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《ブラジル》オミクロン株感染者19人に=サンパウロ市でクラスター=子供への接種承認の朗報も

感染力が強く、急速な感染拡大が懸念されるオミクロン株(NIAID)

 【既報関連】サンパウロ州政府が15日、州内のオミクロン株感染者は13人に増えたと発表した。これを受け、保健省は全国の同株感染者は19人と報告したと同日付現地サイトが報じた。
 保健省が言うオミクロン株感染者19人は、サンパウロ州13人、連邦直轄区、ゴイアス州、リオ・グランデ・ド・スル州各2人で、ポルト・アレグレ市の例はまだ数えられていない。
 15日の時点で気がかりなのは、外国への旅行歴がなく、11日に新変異株感染が確認されたため、市中感染か否かを追跡調査中のサンパウロ市の男性との濃厚接触者から7人の新変異株感染者が確認されている事だ。
 サンパウロ州のジェアン・ゴリンシュテイン保健局長は同日、「7人共ワクチン接種完了者で、非常に軽症」と報告した。
 他方、サンパウロ市市役所は「全員が観察下にある」「全員軽症で、自宅隔離中だ」と語った。また、これまでに新変異株感染が確認された人の濃厚接触者90人についても、経過観察中だと述べた。
 11日に感染が判明した男性との濃厚接触者からまとまった数の新変異株感染者が出た事について、州当局は「感染源の確認作業中で、市中感染かは断定できない」としつつ、「同じ時に同じ場所にいたグループでの集団感染(クラスター)」との見解を示した。

 だが、リカルド・ヌネス・サンパウロ市市長はラジオ局とのインタビューで、市役所ではこの例を市中感染として扱っている事を明らかにした。同例が市中感染であればなおさら、予防接種の継続と、オミクロン株の感染拡大加速化を防ぐための検査(感染の有無や感染株解析)が重要となる。
 特に、ワクチン接種の進展で感染しても軽症または無症状のケースが増えている事と、オミクロン株の症状は風邪に近い事とで、正確な診断は不可欠だ。リオ州に続き、サンパウロ州やバイア州でH3N2型インフルエンザが流行しており、バイア州では死者も出たため、正しい診断を行うための検査はなおの事必要となる。
 他方では、ワクチン接種進展と集団免疫確立の意味でも待たれていた、5~11歳児向けのワクチン接種がようやく前進する。11月12日にファイザー社が申請した同年齢層への同社製ワクチンの使用が認められたためで、16日に国家衛生監督庁(Anvisa)が正式発表した。
 また、オズワルド・クルス財団(Fiocruz)が国内で使用中のワクチンの有効性は治験時より高いと発表した事などを受け、ブタンタン研究所も15日、3~11歳児へのコロナバック使用を再申請した。

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